Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

桜咲く晴れた朝はシューズをはいて桜並木をランニングにしてきた!(山崎川編)

今年は3月の気温が低く、開花が遅めだった桜。4月に入りやっと暖かくなり桜も咲き始めました。そして平日、あまりにも天気が良かったので、会社の午前休をもらい名古屋の桜の名所「山崎川」のほとりをジョギングしてきました。

家からもほどよく距離がありジョギングにはぴったりです。

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平日の朝8時台ということで、ジョギングしている人はほとんど見かけませんでしたが、カメラを片手に散策するおじいちゃんたちが多数いらっしゃいました。

桜の木の下で宴会もいいですが、こうしたしっとりと味わう桜並木もいいですね。

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残念ながら桜はまだ四分咲き程度。それでも青空と桜、そして川面のある風景は美しかったです。こうしたことを気にするようになったのは、自分が年をとったということなのでしょうか。

 

 

lifeisashowtime.hateblo.jp

毎年楽しみにしているIMAIKE GO NOW2017に行ってきた!

今池界隈のライブハウスで行われるサーキットイベントIMAIKE GO NOW。今年は2DAYSに拡大して行われました。もちろん今年も参加です。

2日間で観たアーティストは次の通り。

 

グッドラックヘイワ
LACKY TAPES
かみぬまゆうたろう
two lead
Helsinki Lambda Club
さかいゆう
yule
GEZAN
Helsinki Lamba Club
奇妙礼太郎
nakamura Emi
ReN
BUGY CRAXONE
The Skatebord Kids
Sunday カミデ(DJ)
ドミコ
キネマズ

という17組。印象的だったアーティストを備忘のために記しておきます。

 

奇妙礼太郎


奇妙礼太郎 - 君が誰かの彼女になりくさっても

もうグダグダの天才。それでも歌は上手く、キャラも面白く、許されるのが彼。今回のグダグダっぷりは今まで見たなかで一番でした。

 

yule


yule / ゴーストタウン - From Debut full album「Symbol」2017.02.08 On Sale

今回のベストアクト。北欧の雰囲気が漂うこのサウンドがたまりません。どうも鉄琴を使うアーティストが好きなようです。

 

ReN


ReN - Lights [Offcial Video]

今回一番見入ったアーティスト。ルーパーを使いひとりで繰り出す魔法のようなライブで、それはマジックをみているようなステージでした。

これだけルーパーを使うライブはジェイクシマブクロぐらいではないでしょうか。

 

2日間ライブサーキットでいい音楽に巡り合いましたが、さらに感じたのがり今池という街は面白い。それは個人商店が多くあるということにほかなりません。個人資本が集まること、路地が活性化することで、それが街の魅力につながります。 

そういえば出ているアーティストもテレビにでるような人はほとんどいません。あくまで個人ビジネスに近い人たちです。それが街の雰囲気とあいまって面白さがでてきます、

(読書)里山ビジネス/玉村富男  小さい社会で食べていくということ

長野県の上田にワイナリーをつくり、レストランを立ち上げた著者の物語。

ワイナリーや畑の大変さなどもつづられていますが、本書の本当の読み応えは、小さな循環サイクル、小さな観光、小さな雇用といった個人レベルのこれからの生き方の提案だったと思います。

資本主義のビジネスとしては非常に厳しい世界だが、個人や小さな地域が暮らしていくにはなんとかやっていける。それはグローバル化や東京集約への反抗であり、成熟した社会のひとつの形でしょう。

 

小さい社会で食べていくこと

著者は、ワイナリーというものを通して地域として小さく循環し、受け継いでいくことを実践しようとしています。それはインターネットの普及によって、多大な広告費をかけなくても宣伝をすることができるようなった恩恵があります。

それと同じようなことで連想したのは、音楽シーンについて。

現在の音楽シーンは、もはやテレビ発で一発あてるという旧来型のビジネスもありますが、その陰でインディーズシーンというメディアが取り上げないシーンがあります。本人とマネージャーの1人ぐらいは食べることができるシーンです。

SNSなどで発信をしたり、全国の小さいフェスに呼ばれたりするアーティスト。移り変わりの早い若者ではなく、固定ファンに支えられるアーティスト。自分がやりたい音楽を自分がやりたいときにやるアーティスト。インターネットやSNSの発達でこのやり方がなりたつようになりました。アイコンとして数年で消費されてしまうよりよっぽど人間味がある気がしてなりません。

 

こういう考え方をするのも自分が年を取ったということなのでしょうね。

人生は長い!

長い人生をどう生きるかを考えたときに、パッと咲かない人生もありなのだというのは若者という世代が終わり、壮年という世代に入ったということなのでしょう。

 

里山ビジネス (集英社新書)

里山ビジネス (集英社新書)

 

 

(映画)モアナと伝説の海@109シネマズ名古屋

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★★★

 

相変わらず子供たちとの映画の日々です。今回セレクトしたのはディズニー最新作の「モアナと伝説の海」。あとで気づいたのですが、女性が主人公ということで女の子が多かったです。そういえば息子とは、「アナと雪の女王」も連れて行っていましたねぇ。全然気にしていなかったです。ディズニー映画は安心のクオリティというところでセレクトしていたので…。

 

本作で驚かされるのはなんといっても水の表現のCGでしょう。あまりにもイメージ通りというのはこういうことを言うのでしょう。

内容はというと最近のディズニー映画の傾向を踏襲し、恋愛的要素が薄く、戦闘シーンもほどほどに描くという演出でした。「アナと雪の女王」もでしたが、女性主人公の自立(自分とは何者か)を描くストーリーとなっています。

どこかで揺り戻しが来るにせよ大局的にはこうした自立した女性というものがカッコいいという流れは時代といえるでしょう。

 

5歳の息子は普通に面白かったようで、ココナッツの海賊との闘いシーンが面白かったそうです。2歳の息子は結構、暗いシーンが多く、怖かったということです。いやぁ子供たちと映画鑑賞っていいですね。

それが一番幸せです。

 

www.disney.co.jp

東京の街を走ってきた(赤坂~東京タワー~六本木~青山霊園)

出張に合わせての東京ランニングです。今回のお宿は赤坂でした。以前も赤坂から外苑前方面にジョギングをしたことがあったので、それとは違う方向をめざします。

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まずは、南を目指し、六本木方面からなぁとおもっていたら目の前に東京タワーが見えてきたので、そちらへ向かいます。

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青空に東京タワーって絵になります。やっぱり東京タワーを駒の中心みたいにして東京という街はグルグルと回っているのではないか、そんな気にさせてくれます。

東京タワーから芝公園方面を行くと急な下り坂になります。東京タワーが高台に建っているということがよくわかります。神谷町(そういえば某テレビ局の入社試験で来たなぁ)をぬけると高級住宅街がならびます。大使館もあったりして。

今度は西に向かい六本木へ。

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ミッドタウンの裏手の芝生広場では人工的な富士山がつくられていました。芝桜でもうえるのでしょうか。東京っぽいお金のかかった、広告代理店が好きそうなプロモーションです。

 

と思ったらミッドタウンの10周年イベントで夜にはNAKIDによるプロジェクションマッピングもあるということです。こうしたことが受け入れられるのも東京というマーケットがあるからですもんね。

www.tokyo-midtown.com

 

さて次はどこに行こうかなぁと考えていたのですが、そうだ行きたかった青山霊園に行きたいということで向かいます。六本木から1キロほどになります。

初めて訪れた青山霊園は広大でした。

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高台にあり、魚の背骨のような道路地図をみて、その背骨を走っていきます。両サイドは桜並木なのでしょう。東京の真ん中でこの広大な敷地、そして公園でもないという場所に驚きです。背骨は約1キロ弱も続きます。今度はしっかりと有名人の墓参りをしたいですね。

 

今回はこんなジョギングコースでした。どうしても宿の場所が固まりがちなので、ちょっと変わったエリアに宿をとって、違う雰囲気の街を走ってみたいですね。

 

 

村上春樹のふるさと!? 千駄ヶ谷を歩いてきた

世の本屋の店頭は村上春樹の新作「騎士団長殺し 」の平積みで盛り上がっていますが、そんな村上春樹のルーツともいえる千駄ヶ谷を歩いてきました。

ちょうど東京出張、それも神宮球場に用がありその前に訪れました。

 

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街の中心は鳩森神社。写真が鳩森神社前の交差点。こうした町の社が残されているのが東京の良さだと思います。

 

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烏森神社から徒歩1分、ドトールコーヒーの向かいにあるのが「ピーターキャット」があったビルになります。ピーターキャットとは村上春樹が経営していたジャズ喫茶で、国分寺からこの千駄ヶ谷に移転させた場所がこのビルになります。

1981年までここでお店を経営し、その後友人に店を譲ります。現在はワインバルになっていますね。

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 千駄ヶ谷から神宮球場へ向かう途中にあるのが「ホープ軒」。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の中に出てくるラーメン店のモデルになっているお店だそうです。あまりに昔に読んだので、そんなお店出てきたっけ??というのが正直な感想ですが。

 

そんな東京の下町風情がのこる千駄ヶ谷ですが、ここにも開発の波がせまっています。

そう新国立競技場です。

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その広大な建設現場のぽっかりと空いたスペースは、世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の別世界への入り口なんではないかなんておもったりしたりして…。

 

(読書)色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上春樹

世の中は「騎士団長殺し」で盛り上がっている村上春樹ですが、僕は少し前の作品を読了です。今回読んだのは「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 」になります。

中編であり、かなり現実味のある設定ですので、非常に読みやすかったです(といっても村上春樹作品全般的に表層的には読みやすいですが…)。

 

設定は、名古屋で育った主人公を含む仲良しグループ5人。しかし主人公が大学進学で東京に行くことになり、その後しばらくして残りのグループから絶縁を突きつけられてします。主人公はそのグループについて考えるときに、各人がそれぞれ個性があることに対しての劣等感をさいなまれる。本書では、多くの登場人物に「色」を名前に入れることによって、そのあたりを比喩化しています。

 

名古屋という色がないといわれる街を舞台にし、色のある4人と色のない主人公の物語。

 

主人公の回想や会話を通りして伝えたい事が直球で書かれているのも本書の特徴ではないでしょうか。

君が空っぽの容器だったとしてもそれでいいじゃない。自分自身が何であるかなんて、そんなことは本当には誰にもわかりはしない。それなら君はどこまでお美しいかたちの入れ物になればいいんだ。

もう後戻りはできないのだ。

多崎つくるには向かうべき場所はない。(中略)変えるべき場所もない。

 すべてが時の流れに消えてしまったわけじゃないんだ。

といった具合でしょうか。実際、最後の章では一人称を「おれ」にかえ、その回想の加速度感は増します。

 

本書は、多崎つくるという主人公の存在理由をさぐるという旅になります。「自分とは何者か」という存在理由と向き合うパターンは村上作品に度々登場する設定で、「ノルウェイの森」もそうでした。

自分の存在理由をさぐりその克服というものは、僕が度々考える「大人とはコンプレックスの克服」ということと共通します。

自分自身というものは、その過去や経験、生まれ持ったものからできたものである。それ以外でもそれ以上でもない。だからそれを悔んだり嫉妬したりしても仕方ない。受け入れるしかないものである。

赤塚不二夫風にいうと「それでいいのだ」と。

 

本書はこのあたりがわかりやすい物語と直球のメッセージによって書かれています。喪失と再生の物語。そしてもうひとつ「ノルウェイの森」と共通するのは恋愛小説であるということ。

存在理由の喪失と再生、そして恋愛 というのが本書のキーワードだったと思います。

 

やっぱり村上作品って楽しいなぁ。

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)