年末から続いている神社巡り&御朱印集めですが、初詣は地元名古屋で熱田神宮へ参拝してきました。
伊勢神宮、出雲大社に続く日本3番目の格式があるとも言われる熱田神宮ですが、実は普段はひっそりとしています。
熱田神宮があったあたりは、かつては宮宿と言われる東海道有数の宿場町がありました。この宮宿から桑名まで船で渡るということで、その船待ちなどでたいそう栄えたそうです。
しかし現在は残念ながら駅前の商店街も閑散としたものとなっています。数十年前までは名鉄が基地を構えていたことからそれなりに頑張っていましたが、金山総合駅やJRが力を持つようになるとますます衰退に至っている感が否めません。
ただこのお正月は初詣の方でさすがの大混雑でした。
本宮は入場規制でたどり着くまで小一時間かかってしまいました。
今年の運勢は?おみくじは「大吉」‼
初詣と言えばおみくじですが、こちらも長蛇の列に並び引いてきました。
結果は「大吉」‼ 中身も申し分のない運勢でした。そういえば、この9番のおみくじですが、以前にも引いたことがあるような気がします。
もちろん御朱印もいただきました!
恒例の御朱印ですが、熱田神宮では御神印と言われていました。
こちらがその御神印。
「熱田神宮」の文字部分は筆ではなく朱印なんですね。このパターンは初めてです。
熱田神宮に行くたびに思うこと…
毎年のように初詣で熱田神宮へ行くのですが、名古屋市は本当にこのエリアをもっと観光地化すべきたと思えてなりません。
伊勢が「おかげ横丁」を作ったように、何とかならないものでしょうか。熱田の駅前の商店街とか、もう寂れ具合が半端ないです。
現在、名古屋市は名古屋城に本丸御殿の再建と金シャチ横丁というものの建設を目指しています。個人的には名古屋城も良いですが、「宮宿」と「熱田神宮」を活用したエリアの活性化が希望です。
なぜ熱田神宮なのか。理由を考えてみたいと思います。
①全国に誇れる神宮(日本三大神宮という人もいます)で、そこに本当の歴史がある
②年1回、初詣で足を運ぶ
この2つに集約されると思います。
①に関しては言わずもがなです。もちろん名古屋の武家文化も大したものなのですが、哀しいかな信長は安土を、秀吉は大坂を、秀吉は江戸を作りました。みんな名古屋を踏み台にしてあちこちへ行ってしまったのです。
まちづくりに限らず、ビジネスにおいて大事なのは、ストーリーです。名古屋において熱田神宮より強いく現在まで続いているストーリーは無いと考えます。
地元名古屋人が他エリアから来た人に自信をもって案内できるのは熱田神宮の方でしょう。
あと現実的なところでは、②の初詣という行事の大きさがあります。地元、名古屋人が毎年最低年1回、名古屋城へ行くとは考えにくいです。
名古屋城に入場者数は年間約150万人ですが、熱田神宮の参拝客は初詣だけで約235万人、年間では800万人とも言われています。これだけの集客を誇る潜在的な力があるのです。
ここに継続的な魅力を持ち、楽しめる街ができれば本当に素晴らしいと思います。
もちろん古い町ですので利権問題などが大変なのだと思いますが、そこを行政の力で何とかしてもらいたいです。
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