Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

(映画)永遠のゼロ@109シネマズ

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★★★★☆

 

あまりにも評判が良いので、映画の日に観に行ってきました。

これはヒットするのも頷ける作品です。

現在と過去が交錯する作りに加えて、「帝国海軍イチの臆病者」と言われた祖父、宮部について調べていくという謎解き風のストーリーが最後まで興味を惹き付け続けます。その中でも「臆病もので、命が惜しい宮部がなぜ、特攻に志願したのか」という疑問を引っ張り続けます。

こうしたことで「戦争映画って……」と思っている人にも取っつきやすく、ヒットにつながったのだと思います。

 

単なる戦争賛美映画としてではなく、その時代に生きた人の一人の強い男の物語だったと思います。それは時空を超えた愛の物語でもありました。

 

映画中、おそらく原作者が伝えたかったであろうメッセ―ジが溢れています。

 

『どんなに苦しくても、生き延びる努力をしろ!』

『不思議です。風がなびき、水が冷たい。そんな当たり前のことが愛おしく感じます。死んだあとのことなんて考えていませんでした。この日本が続いていってほしい。何年後、何十年後、日本はどんな国になっているんでしょう』

『俺は守るべき彼らの犠牲の上に生きている!』

『物語を続けていかなければならない』

 

おそらくこの物語という部分が大事なのではないでしょうか。

その物語は自分自身であったり、愛する家族であったり、住む国だったり。しかし物語は自分ひとりでは語れません。多く周りの人や先達がいることで成り立っていることを再認識させてくれます。

そしてその物語を続けていくこと(語り続けていくこと)が大事なんだと思います。