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タイフェスティバル in 名古屋 に行ってきて、外国がテーマのお祭りついて考える。

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毎年この季節恒例のタイフェスティバルに行ってきました。今年で10回目だそうです。さすがに10回にもなると浸透してきて、SNS上でも多くの人が行ってきたよという報告が溢れていました。
名古屋では久屋大通公園にて開催でしたが、テントには入りきらない人が路面に座ってビールを飲み、飯を食べ、談笑している姿はまるでアジアでした。
 

外国がテーマのフェスについて考えてみる

最近、外国をテーマにしたお祭りが多数開催されるようになりました。
独断と偏見で2つのタイプに分けてみましょう。
 
  • ビール型:ドイツ・ベルギー
  • 総合型:ブラジル・タイ
テーマになっている国の共通点をいくつか考えてみましょう。
 
  • イメージできる食のテーマがある
  • それが日本では大衆化しすぎていない
  • そこそこ有名な国でPR予算が取れる国力が必要
  • 総合型の場合は、在留外国人によって支えられている側面も
あたりがテーマ設定のポイントでしょうか。
食に関しては重要で、ビールをテーマに主軸にする場合は、日本代理店があり輸入商材として成り立つだけの仕組みがないと難しいでしょう。またタイフェスは、日本全国のタイ料理屋が屋台として出店しているなど、お酒ではなく、食事についてコンテンツにするには、日本でそれなりに認知&展開している料理屋があることが前提となりそうです。
2つ目に挙げた、日本で大衆すぎない点は、実際アメリカや中国、韓国に関しては既にかなり日本での生活に根付いています。そのためわざわざフェスティバルにする必要がないのではないでしょうか。もちろん春節祭などはありますけど、日本人が参加するお祭りになりえないのは、こうした理由からかと思います。
3つ目にのPR予算に関しては言わずもがな。日本でのそれなりの観光予算を捻出できる国でないと大規模イベントは厳しいと思います。
4つ目に在留外国人による支えというものは、食全般やエンタテイメントを標榜するフェスティバルの場合は重要となってきます。本物感・異国感を出すためにはやはりその国の人がいないと雰囲気は出ませんから。
 

今後成立しそうな外国がテーマフェスティバルとは

その上で、今後フェスティバルが成立しそうな国を独断と偏見であげてみたいと思います。
 
本命:ベトナム
対抗:スペイン
大穴:北欧
 
本命はベトナムです。食&雑貨の豊富さは盛り上がるタイを追いかける存在になるでしょう。問題は国にお金がまだ無いこと。
対抗で挙げたのはスペイン。最近のスペインバルブームからの展開で、食に関しては問題ないでしょう。フラメンコなどのエンタテイメントもあります。こちらも欧州危機以後の財政難が問題かと。
大穴では北欧です。こちらは食やアルコールではなく、ライフスタイル全体をテーマにした展開ができるのではないでしょうか。例えば親子で参加とか。雑貨の人気も高いです。他の二つに比べて、財政的な余裕はありそうです。
 

海外におけるジャパンフェスについて考えてみる

逆に海外でのジャパンフェスについて考えてみましょう。どの国で展開するかによってスタンスは違うように思いますが、概ね先に挙げた4つのポイントはクリアしているように思います。
食に関しては、スシや天ぷら、ラーメンなどもはや世界食になっています。東洋として西洋社会では異質な存在ですし、長年の鎖国のおかげか同じアジアにおいても一定の異質感は感じられる国になっていると思います。
続いて在留邦人の分布について見てみましょう。外務省のサイトで簡単に調べられます。
国別では断トツでアメリカ、続いて中国、オーストラリア、イギリスと続きます。1万人以上の在留邦人がいる国は18カ国となっています。なんと都市別のランキングも載ってます。順位は、ロサンゼルス、上海、ニューヨーク、ロンドン、バンコクシドニーシンガポールバンクーバー、香港、サンフランシスコと続き、1万人以上の在留邦人がいる都市も18都市となっています。
これらの都市でそれぞれの都市が持つ経済力を掛け合わせて、実施都市を決めるのが良いのではないでしょうか。
 
最近外国に行っていませんので、こうした外国をテーマにしたお祭りには日常の息抜きになります。ぜひもっと開催を!