Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

(読書)ルーズヴェルト・ゲーム/池井戸 潤

TBSの春のドラマにもなった池井戸潤作品。ドラマを観てから読んだので、大まかなあらすじはわかった上でしたが、それでも面白かったです。

 
中堅エレクトロニクス会社の経営再建と社会人野球をクロスした話。タイトルの意味は、野球好きだったルーズベルト大統領が一番面白いゲームは「8対7だ」というところから来ています。
つまり大いなる逆転劇こそが一番面白いというもの。
本書のあらすじも、不況による経営危機の際にライバルメーカーから繰り出される工作で何度も危機を迎えながらも、紙一重のところで切り返していくスリリング溢れる物語です。
 

小説のドラマ化について

テレビドラマを観てから小説を読んだため、その差異についても興味深く読み進めました。
小説の要素を全て映像化するのではなく、ここは盛り上がりどころだなというところを抜き出して、掘り下げ(または一部、脚色し)て作るというのが、ドラマ化の仕方なんでしょう。
 
 
そんな中、小説になく、ドラマにあったフレーズ、
 
「逆転だ!逆転‼︎」
 
青島会長が言ったこのフレーズが好きです。
 
今の僕の立場に言っているように、重ね合わさります。