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(映画)モンスターズ・インク

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★★★★(DVD)

2歳半の息子を連れてレンタルショップでディズニー作品を1作品かりてみるのが、最近の週末の日課になっています。今回選んだのがこの「モンスターズインク」。振り返ると2001年の作品なんですね。個人的には主人公の緑の一つ目のマイク・ワゾウンスキは、ピクサーが生んだキャラクターの中でも1、2を争う愛らしいキャラクターだとおもいます。これだけの秀逸なキャラクターを持ったヒット作だったのにも関わらず、続編「モンスターズ・ユニバーシティ」の公開まで13年かかるというのも異例ですね。

夫婦漫才のような設定

緑の一つ目のマイクと青いサリーが珍道中を繰り広げるという設定は、まるで漫才コンビのようでもあります。実際、日本のスタッフもそう考えていたようで、吹き替えに爆笑問題の田中とホンジャマカの石塚という絶妙なキャスティングをしています。

このボケとツッコミの設定が、人気に一役買っていたということは言うまでもありません。

シュールな設定と続編を悩ますエンディング

主人公らの設定が絶妙だったのに対して、二人の勤める会社「モンスターズ・インク」の設定はなかなかシュールです。

モンスターズ・インクの業務内容は、無数に保持している“人間の子供の部屋へ通じるドア”から子供部屋にモンスター達を送り込み、怖がる子供たちの 悲鳴をエネルギーに変換、モンスターの世界へ供給するというもの。(中略) 昨今、テレビやゲームなどの影響からモンスターを怖がらない子供が増え、会社の業績は悪化、またエネルギー不足も深刻になっていた。 (Wikipedeia)

 このテレビやゲームでの影響あたりが、なんともシュールですね。こうした会社の危機的な状況において、会社はどうするか…(以下、ネタバレあり)

 

 

 

 

 

それは、悪事に手を染める。

 

これは現実世界だけでなく、モンスター世界でも同じようです。

そしてエンディングもよく考えるとシュールです。この会社の儲けのシステムである「子供の悲鳴からエネルギー」というものから「笑い声からエネルギー」というもに、言うならばエネルギー革命をしてしまいます。ただそれを発見したマイクは相変わらず下働きのままというのもサラリーマンの悲哀ではありますが…。エネルギー革命をすることによって、これまで成り立っていた職が無くなったりして、転職とかしないといけないのかなぁとか考えるのは考えすぎですね。

この悲鳴から笑い声へのエネルギー革命の裏側を描いたら、ブラックな映画ができそうです。

 

モンスターズ・インク [DVD]

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