★★★★
謎の寄生生物と共生することになった高校生・泉新一の数奇な運命を描いた岩明均の伝説的人気コミック「寄生獣」を、「永遠の0」の山崎貴監督が実写映画化 した2部作の前編。ある日、人間の脳を乗っ取って肉体を操り、他の人間を捕食する「パラサイト」と呼ばれる謎の寄生生物が出現。平凡な高校生活を送ってい た泉新一も、一匹のパラサイトに襲われる。しかし、新一の脳を奪うことに失敗したパラサイトは、そのまま右腕に寄生し、自らを「ミギー」と名乗って新一と 共生することに。当初は困惑した新一も、次第にミギーに対して友情に近い感情を抱くようになるが、やがてパラサイトと人間とが殺し合う事態が発生。新一と ミギーもその争いに巻き込まれていく。(映画.COM)
本当はあまり期待していなかったのですが、時間ができたので丁度上映時間がハマったので観に行ってきた作品。
人間に寄生するゲジゲジのような虫。耳や鼻から入っていく映像から映画が始まります。これが気持ち悪い。
さらにスプラッター映画さながらの人間切断満載です。
個人的にこういう映画は苦手なのですが、観ているうちになんとか慣れてきました。
苦手のエグい映像満載の中、満足度が高かったのは、まず脚本(もしくは原作)が良かった点です。
- 寄生するという本質をついた会話や戦闘シーン
- 社会的に進出することによっての社会適応
- 母親と子供の関係から考えさせられる子孫を残すということについて
こういった生物学的・社会学的な見地が含まれている点が本作を面白くした点でだと思います。
また一部撮影で、大阪の淀川河川敷の鉄橋下で撮影されていた点も地元民としては嬉しかったです。ここ行ったことあるというのは、優越感に浸れるものです。
あと、橋本愛が可愛いすぎであったこと。『桐島、部活やめるってよ』でもでしたが、ブレザーの制服似合いすぎです。
来年に完結編が公開されるということで、結局観に行くことなりそうです。
さすが山崎貴監督作品というところでしょうか。