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Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

(読書)僕らの時代のライフデザイン/米田智彦

読書

新しい生き方のひとつを紹介する本。それとは浮遊するような生き方でしょうか。

それを3つの視点に分けて紹介しています。

浮遊する生き方の3つの視点とは

3つの視点は下記の通り。
  1. セルフデザイン
  2. ワークデザイン
  3. リビンクデザイン
というもの。
1つ目のセルフデザインとは、複数のアカウントを持つ生き方。自分を多面的に見せるということで、「パラレルキャリア」とか「複業」とかいうことで最近もてはやされています。
具体例でいうと、会社員をしながらNPOを手伝っているとかですね。
2つ目のワークデザインとは、つながりによって仕事のをすること。競争ではなく協創というった形で、シェアオフィスやノマドなんていうものがキーワードとなります。組織というよりも個々の得意な分野でお互いにハッピーなプロジェクトを進めましょう、ということですね。
3つ目のリビングデザインとは、住む場所について。通常の建売という考え方ではなく、DIY住宅。面白くないベットタウンに住むのではなく、都心と田舎の2拠点での生活などを提唱しています。
 
この3つの視点から人生を見つめ直しているのですが、これ自体は新しいことではありません。
大前研一氏が述べていたのですが、人生を変えるには、「使う時間を変える」「付き合う人を変える」「住む場所を変える」の方法があるといっています。
まさしく本書の視点と同じです。
 
本書は、旧来のステレオタイプの生き方に対して、最近の「ふわっとした生き方」の方法を、大前氏の3つの視点のフィルターでまとめたといえるでしょう。
 
「ふわっとした生き方」と書きましたが、僕には上手いネーミングができません。強いて言えば「浮遊する生き方」といったところでしょうか。

なぜ、最近の若者は「浮遊する」のか?

ちょっと考え方を進めて、なぜ最近は「浮遊する生き方」にスポットが当たっているのかを考えてみました。
「浮遊」の反対は「固定」。「固定」しないということは、「固定する判断をしない」ともいえます。
なぜ固定化を嫌うのか。
ひとつ大きな要素は、固定化された場合の方がリスクがあると感じているのではないでしょうか。
(ここでいうリスクとは、将来に対するブレの大きさを指します)
 
昔は、固定化された方が、リスクは少なく、人生が見通せました。よく線路の上の乗った人生なんて揶揄されています。
しかし、少子高齢化社会、東日本大震災、IT化・グローバル化などによる職種ニーズの変化などで、固定化される方がリスクがあるというのを直感的に感じているのではないでしょうか。
 
将来についての不安が、固定化を嫌い浮遊する生活を選んでいる
 
将来の不安って深層心理にボディーブローのように効いてきますから。
あまりに不安になってしまうと宗教に走ってしまうぐらい、将来の不安の取り除きについては
超難問ですので、解決不能ですけどね。
 
戦後、ゼロになった時、落ちるところまで落ちた時は上がるしかなかったけど、豊かになったが故の難問です。

 

僕らの時代のライフデザイン 自分でつくる自由でしなやかな働き方・暮らし方

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