★★★★
ワールドトレードセンターの間のワイヤーをかけ、綱渡りをするという、実際にあったお話。
見所は何と言っても、綱渡りシーンでの3D映像。映画を見ていて、手に汗握るとはこのことです。これだけでも観に行く価値があります。
ワールドトレードセンターの高さを表すために、壁面を駆け上がる映像や、ワイヤーと地上の遠近感など、正しい3Dの使い方を見せてくれた映画でした。
また、ストーリーとしてもどうやってワイヤーをかけたかという流れは、ある種サスペンス映画のようなドキドキを味わえます。
ワールドトレードセンターというとどうしても
911を想起させますが、この映画では全くそのことに触れられません。
ただエンディング近くで、「棺桶みたなこの建物に生命を吹き込んだ」ということと「展望台への入場券の有効期限はFOREVERだった」ということの2つの言葉が印象的でした。
こういう間接的な言い方も良いですよね。