★★★★
評判を聞いて観に行ってきました。
結論からいうと、素晴らしい!
「ウォーターボーイズ」以降あるマイナー部活青春映画というジャンルの代表作になるであろう1本でした!
まずは脚本&ストーリー
「上の句」「下の句」という2部作の本作品。しかしこの「上の句」だけでもきっちりストーリーとして成立する仕立てのよさ。
競技カルタという一見文化系、しかし本質は体育会系という部活の特質どおり、スポ根ものの要素と和歌に秘められた意味の魅力をバランスよく描いています。
さらに「友情」「恋愛」「コンプレックス」「笑い」「ピュアさ」…青春特有の数々の光と影の要素がちりばめられています。(机君最高でした!)
ともすると恋愛映画になりそうなところをあくまで競技カルタというスポ根という軸があることでバランスがいいのでしょうか。
何だろう、こんな青春を送りたかったと思わせてれます。
もうひとつ競技カルタというルールをしっかり説明をしたうえで、そのルールにのっとったクライマックスの戦いが見どころです。そしてその暗示する意味も素晴らしい!
思わず、ウァー‼っていい出しそうです。
広瀬すずの可愛さ
もう一つが広瀬すずの可愛さ。。。
映画『海街diary』で注目された彼女。映画初主演作が本作でしたが、今まさにのっている感が出ています。
冒頭のヘッドフォン女子高生
もう最強です。
もちろん袴姿も
今回、白目をむいて寝てしまうなど三枚目的なカットもありましたが、それでも可愛いって…。乗っている女優とはこういうことなんでしょうね。
女優には乗っている時期ってものがあります。タイミングと作品の組み合わせで、過去の例でいくと「世界の中心で愛を叫ぶ」の長澤まさみ、「のだめカンタービレ」の上野樹里、「川の底からこんにちは」の満島ひかり、「桐嶋、部活やめるってよ」の橋本愛などなど。
ここぞというタイミングで、それぞれの代表作に挙げられます。おそらく本作は初期の広瀬すずの代表作にあがること間違いないでしょう。
早く「下の句」が観たいです。公開が楽しみな1作となりました。