今回の和歌山訪問の目的は、紀伊国一之宮の伊太祈曽神社と日前宮の訪問だったのでした。和歌山駅に戻ってきてもまだ時間があったので、バスで和歌山城を目指します。
徳川御三家 和歌山城
JR和歌山駅と南海和歌山市駅の中間にある和歌山城。小高い山の上に立つ平山城で、天守閣や櫓が連なった連立式となっているのが特徴です。姫路城・松山城とならんで、日本三大連立式平山城ということです。
本丸と二の丸が公園になっており、かなり急こう配の坂道を登っていきます。城廻って意外に体力がいるんですよね。途中動物園を見下ろせたりします。
こちらが天守閣。
空襲で焼けてしまい現在はコンクリートの味気のないお城になってしまいました。
連立式ということで、程よくコンパクトにまとまっているなぁという印象。天守閣からは和歌山市内が一望できます。遠く紀ノ川が望むことができます。これが天然の堀になっていたということです。現在の公園部分は依然の1/4程度ということ。あまりにも広大なお城だったので、幕府から差し止めがあったということです。
もうひとつ城の年表をみていて知ったのが、もともとは豊臣家が築城、その後、桑山家、継いで浅野家が大規模な増築を行っているのですね。。紀州というと徳川御三家ですので、てっきり徳川だと思っていました。
伊太祈曽神社を参ったときにも感じましたが、江戸時代は木材が大事な燃料でした。そういう意味で紀州は一大燃料供給地だったということで、ここを南海の鎮として、御三家に指定したんだろうなぁと想像できます。
和歌山市駅の寂れっぷり
和歌山城から和歌山市駅まで歩いて15分ほど。せっかくなので歩いて散策がてれ向かいます。官公庁街ということからか休日は全く人がいません。
そしてこちらが南海和歌山市駅。
建物は立派ですが、よくみると古さを感じます。
驚きは改札階の大きなスペースに、ダイソーが入っていたこと。というかダイソーしかない…。3階はテナントすら入っていない状況ということです。
もともとは高島屋が入っていたこの建物。県庁所在地の駅がこの状況とは地方都市の衰退を目の当たりにしました。
ガラガラの駅前の商店街ですが、青果店が1店だけ開いていました。そして店頭はミカン祭り!
さすが和歌山。。。
ちょっと寂しくなった和歌山でした。