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(映画)シンゴジラ@109シネマズ名古屋 絶望と希望と市川実日子と…

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★★★★

 

現在日本の置かれた閉塞感&絶対的強者による絶望とそこから立ち上がってきた希望を感じられる一作

あまりに評判がよいので観てきました。確かにこの夏観ておくべき作品です!

311以降の放射能問題やエヴァイズム評などあちこちに溢れていますので、そのあたりは他の評に譲るとします。

 

その上、僕なりに感じた絶望と希望についてまとめてみます。

本作品は前半の絶望と後半の希望に分けられます。

まずは、ただただ絶望する前半。ゴジラ登場という絶対的強者の前の無力さによる絶望。戦後70年溜まってきた法治国家・官僚国家としての機能不全による絶望。内にも外にも絶望する現状。それがテンポよく描かれ追い詰められていきます。そうあっという間に王手まで詰め寄られます。

そして「ヤシオリ作戦」以降の希望溢れる後半。日本らしい歯車が噛み合わさったときの組織プレー。組織の理想を観ているようです。ただこれも本当にテンポよく展開されていきます。

 

あるブログ評に、ここを短絡的に「やはり日本は素晴らしい」的な表現が気持ち悪いという評がありましたが、個人的にはそうは思いませんでした。本当にテンポが良すぎて、下手なナショナリズムをあおるような表現もないからでしょうか。

 

起こった事実をただ早いカット割りで続けていく。それをどう判断するかは観客ということでしょうか。

 

ただ「この国をスクラップアンドビルドする」的な言葉が印象的でした。

敗戦という一度スクラップされた国から立ち上がった日本。311でもう一度スクラップされたと思えたようですが、どうもそうでもなさそうな現状。

 

ゴジラは、神なのか警鐘なのか使徒なのか…。

 

そんなことを考えさせられたシーンでした。

本当のヒロインは、市川実日子でしょう!

石原さとみルー大柴的な英語が話題(❓)になっています。しかし個人的にはヒロインは、市原実日子でしょう!

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環境省から来たリケジョを演じています。薄いメイク。淡々と仕事をする姿。地味なスーツ。

 

もぉー、、、たまりません。

 

調べてみたら同じ年ではありませんか!だから親近感が沸くんですかね。どうも最近、若い女の子よりも三十路の素敵な女性の方がしっくりきます。

同じように感じている人も多いようで、ちょっとした話題のようです。

 

シンゴジラ、この夏観ておきたい一作であることには違いありません。

www.shin-godzilla.jp