★★☆
僕自身のレゴ好きもあって名作と思っている『レゴ ザ ムービー』。レゴを題材にしたCGと禁じ手とも言えるオチで度肝を抜かれた名作です。
さてその続編として作られた本作ではモチーフとして『バットマン』を使っています。スーパーマンとの関係やバットマンシリーズのパロディなど笑いの要素もふんだんに入っています。子供には吹き替えで小島よしおがロビン役(パンイチヒーロー)がはまっており、しんちゃん的のりも入っています。
しかし本作で注目すべきは、バットマンの内面のダークサイド(孤独感)がふんだん入っている点やジョーカーとの共存関係について、かなりストレートの表現されているところでしょう。
正直このストレートすぎるところが大人の僕としては、ちょっと臭かったかなぁと。それで★★☆とさせてもらいました。
ジョーカーとの共存関係について正面から描くこの映画を観ていて思ったのは、「アンパンマンとバイキンマン」の関係でした。バイキンマンのいない世界ではアンパンマンは戦う相手がいません。パトロールの必要も減ります。
自分が働けば働くほど、その必要がなくなるという矛盾。
善と悪の2つの軸で考えるとその矛盾が出てくるということ。そんなことをふと考えさせられました。
まぁ子供は普通に楽しんでいましたが…。