★☆
新年から映画づいています。観れるときにみようと。
今回は映画「火花」。ご存じ又吉直樹原作の小説の映画化になります。ちなみに僕は原作を読まずに鑑賞です。
なんだろう。ほとんど笑えないし(笑えたのは木村文乃の変顔だけです…)、感動もしないんですけど…。
すべてをセリフで説明しないでほしい。
ただ、あらすじは非常によい。
人生で一番創造的である時期に、「笑い」に打ち込んだ芸人の物語。
自分が信じる笑いを通すか、それとも大衆に迎合するか。
そして、自分の年齢との闘い…。
この2つは、エンタテイメント業界を中心としたいわゆるレールを外れた人が直面する大問題です。
ただ、この物語の救いとして、たとえエンタテイメントの道を途中であきらめるということになっても、それが糧になるということ。それが自分の存在証明であるということを提示してくれます(実際はセリフでいっているだけでしたが…)。
ちなみに、人生の一瞬、キラリと輝く瞬間(火花ですね)にフォーカスしたストーリーは昔からあります。その中では個人的には北野武監督の「キッズリターン」が一番好きです。おそらく数ある映画の中でもこれほどカッコいいエンディングはなかったと思います。
ぜひ、こちらを一度ご覧ください。