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子どもの卒園式に出席して感じたこと~涙の訳は、就学前は最後の楽園だということを感じたからか~

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先週末に息子が通う保育園の卒園式がありました。

通う保育園は父母がやることも多く、大変な部分もありましたが、非常に子どもの個性を重んずる保育園でした。とともに父母同士のつながりも強い保育園でした。実際、卒園式の後に、先生方と謝恩会をやったり、父母同士で卒園旅行を行ったりしました。

 

割と子どもとはクールに付き合っていると思うのですが、それでもちょっと一人になって子どもの写真を見返すと感慨深いものになります。

就学前は最後の楽園

卒園に際して考えるのは、保育園というのは、ここから社会の競争にさらされる直前の楽園だったのではないかと思えます。資本主義社会である以上、社会は競争にさらされます(良くも悪くもです)。

その競争社会は、社会人になって表れるものではありません。低年齢化が進んでいます。大学であり高校であり、中学受験であり、最近は小学校受験や習い事になってあらわれます。

そんな競争が現れにくい最後の楽園が、保育園という世界なのだと思います。それは無垢で純粋な世界です。喜怒哀楽を大きく出せる世界。

 

競争が悪いわけではありません。競争することでの良い面も多分にあります。ただそんなことにさらされない最後の部分に差し掛かっていると思うと、哀しくも感じるわけです。

おそらく、卒園式の涙の訳はここにあるのだと思います。

 

ただ息子に言いたいのは、

 

この世は楽園ではないかもしれないけど、悲喜交々ある世界で、それを楽しめよ。人生は一度しかないのだから、あなたが決めて、あなたが演じなさい。

 

ということ。

そんなことを早咲きの桜の下で考える、そんな卒園式でした。