名古屋市博物館で開催されていた「特別展 海たび 尾張・知多の海とひとびと」という展覧会に行ってきました。
なかなか渋い展覧会なので、それほど話題にはならないと思います。
木曽三川が流れ込む尾張地域。そのため濃尾平野は沼地であったといわれています。そんな尾張地域の海について、そして人々の生活についての展覧会になります。
一番興味深かったのは、やはり古地図の海岸線。濃尾平野は沼地で津島や枇杷島、一宮が島として浮かんでいるのみ。津島には津島神社が、一宮には清真田神社があるのもそうした島だったからなのでしょうね。
実際、津島神社の天王祭は海のお祭りとして舟形の山車があったり、この周辺からの海の献上品も多かったという展示もあります。
また海の水深の海図もあり、伊勢湾は浅い海だったことがよくわかりました。
さて久しぶりに行った名古屋市博物館ですが、時間があったので常設展も回ってきました。面白かったのは床に貼られた名古屋市の航空写真地図。この地図の上に史跡がマーキングされているのですが、自分の住んでいる辺りに古墳がいくつかあったこと。
古墳があるのは知っていたのですが、こんなに近い場所にあったとは。
まぁ古墳があるということは、昔から土地が高い場所なのでいいことなのですけど。
自分のまちを知ることも楽しいですよね。