実は自転車で旧東海道を走り、東京(江戸)を目指すということをしています。僕が住む名古屋から京都へ向かったのが2011年でした。
こちら前ブログです。振り返ってみると8年も前の話なのですね。京都へは知人と二人で行ったのですが、その後2012年のGWから今度は東海道を東へ自転車で向かいます。
二川、掛川、静岡、三島と4回に分けての輪行での日帰り自転車旅でした。三島についたのは2013年のことでした。
その後、子どものお世話などがあり、なかなか続きができないまま6年。そしてこの10連休にやっと、続きの三島から東京までを自転車で走破することができました!
三島から東京まで、さすがに1日では走破できませんので、1日目は平塚を目指します。
三島宿
久しぶりの輪行での自転車運搬。新幹線で三島到着が10時でした。組み立ててまずは三島宿の本陣跡へ。
世古本陣跡、樋口本陣跡ともに6年前と変わっていません。
その後、三島大社へ。この旅の安全を祈ります。ちょうど5月2日ということで、天皇即位を祝って、多くの参列者が!記帳もさせていただきました。
この旅、いくつか神社をまわりましたので、御朱印などはまとめて記事にしたいと思います。
三島大社のあと、箱根峠の前に、せっかくなので駒井精肉店という旧東海道沿いにあるお肉屋さんで三島コロッケをいただく。腹ごしらえです。
その先に錦田一里塚。
さてここから箱根の山登りです。箱根路の石碑がありました。
旧国道1号線を走る分にはいいのですが、旧東海道を行くと無茶苦茶な坂や石畳やらが多い。自転車を担ぐことも多々ありました。
笹原一里塚がこちら。このあたりで下ってきた方に話しかけれ、平塚まで行くというと驚かれました。
途中、三島の新しい名所「スカイウォーク」という吊り橋があり、大混雑となっていました。ちなみに富士山は曇っていて見れません……。
この後も旧東海道を行くと、石畳やら未舗装の山道に悩まされます。特に上長阪、大枯木坂、小枯木坂あたりはもうずっと自転車を押さざるおえません。歩くよりしんどい苦行です。
三島をでてから約3時間!やっと箱根峠に到着です。やっと着いた!という歓喜です。
遠くには芦ノ湖も見えます。峠から湖畔までは1号線をぶっ飛ばします!長かった。
箱根宿
ちょうど御飯時でもあり混んでいるので、サクッと箱根関所を見学。
最近復元されたということでした。結構賑わっていましたが、まぁこんなもんだなぁという関所跡でした。
ちなみに関所の裏の山手からの眺望は素晴らしかったです。
ちょうど2時頃になり、昼食。芦ノ湖の名物、ワカサギのフライをいただきます。1,500円という観光地価格!名物なので、一応おいしくいただきます。
2時をまわりまだ箱根。箱根下りを急ぎたいところですが、その前に次いでに箱根神社へ参拝。
そして大混雑。これは初詣状態です。
さて時間は大丈夫か?さすがに2時半を回りましたので下りを急ぎます。旧1号を下りますが、芦ノ湖畔のちょっとした坂道を登ったところで気づきます。
まさかのパンクです……。
おいおいまだ先は長いぞ。芦ノ湖畔へ戻るか、いや行けるところまでいくか…。グーグルで調べるも自転車屋は芦ノ湖畔にはなさそう。
ということで、パンクタイヤで無理やり箱根の山下りです。パンクするとアスファルトの溝にタイヤを取られたりと非常に危なっかしいです。
こちら途中の間の宿、畑宿です。心に余裕があればちゃんと見学しますが、時間も余裕もないので先を急ぎます。
このあたりでいよいよ空気も抜け切る。畑宿の先に小田急が運営するホテルがあり、ここの軒先で空気入れを借り、修理を試みます。
パンクの場所の目星がつき、ゴムのりとパッチで修理するも何回やっても空気の音がします。上手く行きません。1時間近く格闘しましたが、あきらめて小田原の自転車屋を目指します。
(空気入れを貸してくれた、小田急さんありがとうございます)
小田原手前の風祭駅のそばの自転車屋でやっとパンクの修理。というかチューブ自体の交換です。
(輪行の際は、パンク修理道具よりもチューブごと持って行った方が良いみたいです……)
自転車屋さんで少し地元自転車のりの方と話もすることができました。この時点ですでに5時なんですが……。まったくすっきりしない箱根下りでした。
小田原宿
パンク修理のあと、やっと小田原宿に到着です。城下町でもあり雰囲気もあります。本陣は4箇所あります。
また有名な城郭風のお店は「ういろう」という万能薬のお薬屋さんのようです。これも小田原の旧東海道沿いにあります。
個人的にはその向かいにあった薬屋の雰囲気の方が好きですが……。
小田原宿の端、江戸見附の横に一里塚がありました。
ここからは1号を快調に飛ばします。舗装されているってありがたい。
小八幡の一里塚を超える。ここで夕刻迫る。ちょうど歩道橋からみた富士山が綺麗でした。
また、小田原宿と大磯宿の間は16キロと長いので、途中、二宮町に「梅沢の立場」という間の宿が設けられていました。押切坂を上ったところありました。
こちらが押切の一里塚跡。
そして中宮の一里塚。このあたりは気持ちよかったです。
大磯宿
大磯はその昔から別荘地でした。ということでどことなくオシャレな雰囲気があります。旧街道沿いもオシャレなカフェがありました。
こちらが本陣跡。大磯は2つの本陣がありました。
小さめの大磯宿から綺麗な松並木の化粧坂を登ると大磯一里塚。超えるとすぐに平塚宿です。
平塚宿
平塚に着いたのは、夜7時。すっかり真っ暗になってしまいました。本陣は今の平塚の中心部から西へ700mほどずれた場所になります。
暗いのでこの日は、駅前のホテルにチェックイン。軽くシャワーを浴び、まずは銭湯へ。
そして、居酒屋で一人夕食。行ったのは、こちらのお店。
東海道線と海岸線の間ぐらいにあったのですが、いくつかオシャレ風のBARもあり雰囲気よさげでした。
ビールが本当においしかったです。