2020-01-01から1年間の記事一覧
以前から気になっていた本。 なによりこの本の表紙デザインは素晴らしい。日本代表のブルーと、ミスチルの「Atomic Heart」という金字塔のアルバムを模したこのデザインを思いついた人は、心をつかむデザインができる閃きがあったんだろうなぁと想像されます…
僕の人生の目標の1つに、「おじいちゃんになったとき、カッコいいおじいちゃんになる」というものがあります。 そんな中、本書を見つけました。 そもそも漠然と考えていた「カッコいい」とは何なのか。それを解き明かすのが本書になります。 本書によると「…
★★★☆ ピクサー最新作。先日の「ドラえもん」に続いて、子どもたちと観にいってきました。 世の中は、すっかり魔法がさびれたという世界設定。幼い時に父を泣くた、主人公イアン。父の遺言の魔法で、父を復活させようとするが、途中で魔法が切れ、下半身だけ…
エンタメは、ネット配信全盛ですね。そんな中、普通だったらチケットが取れない『古舘伊知郎 トーキングブルース』を観てみました。 約1時間半、喋りっぱなし。 コロナネタからITネタなどご時世柄のネタから、言葉について、そしてモノマネ。 観ていて思う…
★★★ 東宝が誇るトッププロデュサーの川村元気脚本での「ドラえもん」。子どもたちと夏休みに観てきました。 夏休みというのに映画館はガラガラ。ちょっと寂しいですね。 さて、本作の見どころは何といっても、のび太が恐竜の親になったかのような奮闘ぶりで…
個人的には、ラガーよりも一番搾り派なのです。そんなキリンビールのお話し。 高知支店の奮闘記、名古屋支社、東京本社勤務とした著者の奮闘記になります。 「地道に愚直に、お客様に喜んでもらうため」 ということなのですが、実際にこれを向き合ってやると…
なんと2014年に書かれた一〇年代のカルチャー論。 本書では「残念」というキーワードだけで、若者文化を括ってしまうという大技になっています。 「残念」とは、本来の意味からはなれ、イケメンだけどオタク、美少女だけど内気、というギャップがありつつ、…
著者がなくなったということで手に取ってみました。 本書では、芸能界からはじまり、ビジネス、労働市場、教育などから地方創生まで、「戦略」という形の考え方が書かれています。 ヒットの戦略では、AKBが取り上げられ、芸能人が売れた場合に想定される3つ…
少し前に読んだ「日本酒ドラマチック」と同じ、山同敦子さんの著書。今回は作り手に焦点をあてています。 ピックアップされている銘柄は、 飛露喜(廣木酒造) 天青(熊沢酒造) 白隠正宗(高嶋酒造) 若波(若波酒造) 天の戸(浅舞酒造) の5蔵。 単なる…
こういった人生指南本は数々読んできているのですが、読む際には自分の年齢より少し上の年齢を対象にした本を読むようにしています。 本書は42歳での中年起業、54歳からの定年起業を対象にした本ということになります。その年代の起業は、持続可能性が高く、…
★★★☆ 本当に久しぶりのシネマテークでの映画鑑賞。「はちどり」の評判を聞いて観てきました。 非常に繊細な思春期(中二)の女子の物語。友情・恋愛・暴力・勉強・家庭……さまざまなことが、自分のまわりにとりまき、進んでいくそんな思春期。子どもと大人の…
ウィスキーのことはよくわかりません。 ただ村上春樹氏の紀行文は面白い。遠い太鼓 とか最高です。 本作は、ウィスキーの故郷、アイラ島とアイルランドの醸造所を訪ねた紀行文になっています。著者自身がバーをやっていたこともあって、ウィスキーに対しての…
★★☆ 昨日の「透明人間」につづいて、映画館の日々です。本日チョイスしたのは、「コンフィデンスマンJP プリンセス編」になります。 前作のヒットを受けての続編です。 lifeisashowtime.hateblo.jp 今回はアジアの大富豪の遺産を巡っての詐欺がテーマ。 正直…
★★★★ コロナ禍ですが、ポツポツと新作が公開され始めています。そんななか評判が高い映画「透明人間」を観てきました! 透明人間というあるあるの設定ですが、これがかなり面白い。見えていない相手とどう対峙するか。 画期的だったのは、見えていないものを…
地域の歴史を知ることは大事。そんなことを以前「デザイン あ」でとあるデザイナーさんが言っていました。 さて、本書は僕の住む名古屋の文化的な面をひも解く1冊でした。といっても単元ごとにまとめられているので、1時間もあれば読み切ってしまいます。こ…
松竹兄弟と東宝、宝塚を含む阪急グループの創業者の小林一三の物語。 京都の劇場の売り子からスタートし、歌舞伎を舞台にまずは京都の劇場を買い占め、大阪に進出、そして東京進出を果たした松竹。歌舞伎座を手に入れたことで、歌舞伎界の頂点を手に入れた。…
40数歳の僕としては、タモリのデビュー当時を知らない。あくまでも「いいとも」の人である。それも途中からはマンネリと言われていた時代を知っている。 若いときは、彼の何が面白いのかがわからなかった。しかし、赤塚不二夫の弔辞に感動し、ブラタモリを好…
実は、カード会社にも就職活動をしていた僕。昔からクレジットカードが好きなんですよね。この本は、JCBがどうして国際カードを目指したのか、どうやってなしえたのかを記録したものになります。 それはやはり日本がバブルを受けて、世界に出て行った時期に…
昨年、近江八幡にある「ラ コリーナ」に行ってきたときに置いてあったので、気になって読んでみました。たねやの社長による経営哲学の本。 近江商人というと「売り手よし、書い手よし、世間よし」の三方よしが有名ですが、それを現代版に落とし込んで経営し…
実は40年近く前のテニス小説。サーブだけは世界一という主人公が、それだけを武器にウインブルドン優勝を目指すという話。 よくまぁこんな設定を思いつくなぁというのがまずの感想。児童小説なのか、本当にサクサク読めます。テニスのルールなどを少しだけ知…
以前、ビブリオバトルで紹介されていた作品。 「読者が犯人」というミステリー界の究極のトリックが題材となっています。そんなことは、不可能だ!という声が聞こえてきますが、ある設定をすればそれは可能ということになります。 読んだ結果は、まぁなるほ…
コロナ禍でエンタメ全滅の中に、気になっていたので読みました。 おそらく、コロナ前に読んでいればかなり腑に落ちたのではないでしょうか。著者は全く音楽業界ではなく、外からの考察で、ここまで考えられているのはなかなか素晴らしいです。 主にロッキン…
自宅待機の日々なので時間ができ、読書の時間が増えました。今回は、お気楽に小説を読みたいなぁと思い、ずっと読もうと思っていた村上春樹の最新長編『騎士団殺し』を読んでみました。 数々の村上春樹作品を読んでいますが、本書は読みやすい!その理由は、…
日本酒に関わることが増えて、お店の方に勧められて読んだ本。 基本的に、著者による蔵元や酒販店の方へのインタビューで構成されています。基本的に、新進気鋭の方がセレクトされています。 日本酒蔵の多くは小さな個人経営的な会社で作られているのがわか…
★★★ 引き続き、自宅映画鑑賞です。 誤って飼い主と離れ離れになってしまった黒猫、ルドルフ。トラックに乗り込んでしまい岐阜から東京まで来てしまいます。 そんな野良生活で兄貴としたうようになったのが、色々な名で呼ばれている猫「イッパイアッテナ」。 …
アメリカのコメディアン、トレバーノアの自伝。 妻が読んでいたところ、面白いということで僕も読んでみました。 アパルトヘイト政策下の南アフリカで、アフリカ人の母と西洋人の父の間に生まれ、純粋な黒人でもカラードでも白人のグループでもなく、マイノ…
★★★☆ 引き続き、AmazonPrimeで映画鑑賞です。 幼馴染の2人のラブコメ。 それぞれの結婚、出産、浮気、離婚とサクサク話がすすみます。ここまで手際よいとなんだか笑えてきます。人生いろいろな分岐点があるなぁと思いますが、深く味わう余裕もなく展開が進…
コロナ禍で自宅にいる時間がなり、読書をする時間も増えています。今回はそんな中読んだ1冊。 タイトルにある「かけがえのないもの」の枕詞にすると、多くの人が答える続く言葉のは「自然」。本書はその「自然」というものについての考察エッセイになってい…
★★★☆ 引き続き、引きこもりAmazonPrime映画鑑賞です。今回は、広瀬すず目当てでチア☆ダンをセレクトしました。 ダメダメなチアダンス部で世界を目指すという実話をもとにした映画。こうしたダメダメ部活ものは最近よく映画化され、最近では『ちはやふる』と…
★★★★ 相変わらず自宅映画鑑賞の日々です。今回セレクトしたのは「ヴィンセントが教えてくれたこと」。 隣の家に住む、ぐーたらな老人、ヴィンセントと少年との交流を描く映画。 決して人として尊敬はできないヴィンセントでも、少年にとって学ぶことはあり、…