★★★★
国際線の中で見る映画の一つのメリットがまだ日本未公開映画をいち早くみることができることです。ただ前評判がわからないので、ジャケットで選ぶしかありません…。今回の旅行で観たのはこの「ABOUT TIME」という一本。
日本に帰って調べてみると「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督作品ということで、9月公開ということです。日本ではこの「ラブ・アクチュアリー」監督押しで宣伝するようです。
あらすじとしては、過去に戻ることができるという能力を持つ主人公ティム。その能力を使って最高の人生を作ろうとする物語。ただそこは「ラブ・アクチュアリー」的に恋愛映画要素が加わってくる。タイムトラベルのラブストーリーに仕上がっています。
最初は「愛する人を見つけるため」にその能力を使うことが多い主人公。つまりは自分のために特殊能力を使うのが序盤。しかし次第に「家族のため」「友人のため」にその能力をつかうことが多くなる。つまり他人のために自分の能力を使うようになっていく。
後半になるにつれラブストーリーからハートウォーミングな映画になっていくつくりは人生そのものの移ろいを表しています。
最後にそんな時間をもどることができる主人公からのアドバイス。
今日という日をやり直した一日のつもりで思うと、余裕のある一日となり、周りがハッピーになる。
余裕が大事ですね。
もうひとつの見どころは、ヒロインのレイチェル・マクアダムスがかわいすぎです。