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(読書)なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか/島田裕巳

時々、このブログの記事にもしていますが、数年前から御朱印集めから神社詣でをしています。

詣でていると日本って本当に八百万の神という言葉通り神様だらけなことに気づきます。

その中でも幾つかの系譜があることも何となくわかってきます。

本書ではその系譜別にそれぞれの神様の由来などが分かりやすく書かれています。

個人的に気になった点は、

  • 外来の神様が多いこと
  • 仏教の影響を非常に受けていること
  • どんどん人も神様にしてしまう日本
の3つ。

古事記日本書紀に出てくる神話を元にした神様に加えて、外来の仏教的な崇拝が合祀しているということでしょうか。

タイトルにある、いちばん多い八幡の神も元は大陸系の神様です。
神社と寺院が別になったのは明治維新以降の神仏分離以降で、江戸時代までは同じように祀られていました。

 

子供の時に『神様、仏様、どうか力を貸してくださいってお祈りしていたのは、いかにも日本人的な考え方だったことがわかります。

また人間もどんどん神様として祀ってしまうのも特徴です。有名なのは菅原道真の天神や徳川家康東照宮ですが、靖国神社では戦没者英霊として「命」という名前で神様として祀っています。

日本人は無宗教なんていいますが、神様だろうが仏様だろうが先祖だろうが、ためになるのであればなんで力を借りよう、っていう心は僕は好きですけど。

 

なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 最強11神社―八幡・天神・稲荷・伊勢・出雲・春日・熊野・祗園・諏訪・白山・住吉の信仰系統 (幻冬舎新書)