★★★★
GW恒例のクレシン映画です。息子と観に行って3年になります。大人が観ても面白いクレシン映画ですが、今作もなかなかの出来でした。
夢の中に入るという設定、悪夢の理由とその克服方法など非常によくできた内容でした。
夢の中にはいるなんて、筒井康隆のパプリカかクリストファーノーランのインセプションか!という設定です。それを子供映画に持ち込むなんて…。
悪夢の原因の克服方法も秀逸です。
それをやっつけるのではなく、共存していく。
ときおり考える、コンプレックスを否定するのはなく認めることこそが大人になるということという僕の考えと一致します。これを幼稚園児設定で見せるとは…。
もちろんクレヨンしんちゃんならではの、笑えるネタ満載です。個人的には渡辺篤夫の建物探訪のクダリと『安心して下さい。穿いてますよ』のとにかく明るい松村については爆笑でした。ともに我が家で流行っていますので、息子も笑っていました。
ラストシーンのみさえの語りは少し語りすぎると思わなくもありませんが、子供にまでわかりやすくメッセージを伝えるためにはあれぐらい直球でもいいのかもしれません。
評価が高いクレシン映画シリーズでも有数の作品であると思います!
ぜひお子様と‼