世の本屋の店頭は村上春樹の新作「騎士団長殺し 」の平積みで盛り上がっていますが、そんな村上春樹のルーツともいえる千駄ヶ谷を歩いてきました。
ちょうど東京出張、それも神宮球場に用がありその前に訪れました。
街の中心は鳩森神社。写真が鳩森神社前の交差点。こうした町の社が残されているのが東京の良さだと思います。
烏森神社から徒歩1分、ドトールコーヒーの向かいにあるのが「ピーターキャット」があったビルになります。ピーターキャットとは村上春樹が経営していたジャズ喫茶で、国分寺からこの千駄ヶ谷に移転させた場所がこのビルになります。
1981年までここでお店を経営し、その後友人に店を譲ります。現在はワインバルになっていますね。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の中に出てくるラーメン店のモデルになっているお店だそうです。あまりに昔に読んだので、そんなお店出てきたっけ??というのが正直な感想ですが。
そんな東京の下町風情がのこる千駄ヶ谷ですが、ここにも開発の波がせまっています。
そう新国立競技場です。
その広大な建設現場のぽっかりと空いたスペースは、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の別世界への入り口なんではないかなんておもったりしたりして…。