★★★★
SNSで話題の作品。一度、シネマスコーレで上映していた時に観に行こうとしたのですが満席につき入場できず!
こんなこと久しぶりだなぁ。それ以降も機会をうかがっていたのですが、そのこうしているうちになんとシネコンでも上映するようになり、無事今回鑑賞してきました。
(以下、ネタバレ含みます)
冒頭の30分ワンカットのB級ゾンビ映画から始まります。ただ凝っているようで、どこか変な映画。
そしてその後、その変な個所の伏線の回収が始まります。
観て思い出したのは、初期の三谷幸喜作品(「12人の優しい日本人 」や「ラヂオの時間 」)にあった面白さです。バタバタ劇だけどその回収をしっかり脚本でやっている作品ということ。
ラヂオの時間ではラジオ局、12人の優しい日本人では裁判員裁判が舞台でした。今回は映画を舞台にやってみたということ。
よくできているのは、冒頭30分のB級ホラーは長回しだったから見れたということ。つまり長回しでなければ、お客さんの気を引き続けることができなかったでしょう(この尺がギリギリでしょう)。
また、監督というクリエーターとして、
やりたいこととやらなければならないことの線引き、そして、現場対応力!
ということの重要性も伝わってきます(実際はどうなのか知りませんが‥)。
今回のこの作品のヒットは、低予算作品&SNS発のヒットという部分が多分にあります。お金がないならお金がないなりのやり方でヒットさせるという部分は共感できます。
ただ期待値を高くしていくと、まぁこんなもんでしょうという気もします。
初期三谷作品が好きな方はどうぞ!もしくは「カメラを止めるな!」が好きな方は、初期三谷作品もどうぞ!