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(読書)もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら /岩崎夏海

今さらながらですが、中古本であったので読んだ「もしドラ」。

小説で読みやすく、2時間ほどで読んでしまえます。導入としては入りやすいし、小説としてもまぁ、よくある青春映画的な感覚のつもりで読めば納得できます。

本書で取り上げられている”マネジメント”要素

せっかくなので、本書で取り上げられているドラッガーの『マネジメント』の要素を抜き出しておきます。

 

マネージャーの仕事は、体系的な分析の対象となる。(中略)しかし学ぶことができない資質、後天的に獲得することのできない資質、始めから身についていなければならない資質が、一つだけある。才能ではない。真摯さである。

根本は、真摯さということは本書で繰り返しでてきます。真摯に向き合うことが本質ということです。

 

マネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならない。

仕事には「働きがい」が必要である。働きがいをあたえるには、①生産的な仕事、②フィードバック情報、③継続学習が不可欠である。

マネジメントは、ヒトを使って成果を最大限にあげることを目標とします。そのためにはヒトをどう動かすかによります。そのためには責任をもたせ、話を聞き、それを繰り返すことが重要ということです。

 

専門家にはマネージャーが必要である。(中略)自らのアウトプットが他の者のインプットにならないかぎり、成果はあがらない。(中略)組織の目標を専門家の用語に翻訳してやり、逆に専門家のアプトプットをその顧客の言葉に翻訳してやることもマネージャーの仕事である。

専門家の知識を組織内(お客さんにも)どう伝えるかが重要。

 

人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。(中略)組織の目的は、人の強みを生産に結び付け、人の弱みを中和することにある。

人を生かす。これができれば組織のマネジメントは成功と言えます。そのためには組織の個々の強みを把握し、やる気を出さる必要があります。

 

事をなすには一人の力では限界があります。より大きなことをなすためには他人に働いてもらわないといけません。ついてきてもらう方法、協力してもらう方法を考えないといけません。

 

真摯に向き合うことから始めようと思います。