Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

(読書)世界から猫が消えたなら/川村元気

図書館で返却棚にあった1冊。ちょっと前のベストセラーで、良いタイトルをつけるなぁと思っていた作品。

 

著者は、『モテキ』『悪人』『告白』『電車男』『おおかみこどもの雨と雪』『君の名は』などを制作した映画プロデューサーということです。おいおい全作品観ているではないか!さらに同じ年。さすが敏腕プロデューサーらしいキャッチ―なタイトルを付けるわけです。

 

さて内容は、非常に読みやすい!(さすが映像畑)1時間ほどで読み切れてしまいます。余命いくばくの主人公が世界から1つのものを消すと1日余命が伸びるというもの。ストーリーはわかりやすく、オチも見えるのですが、それでも泣かせポイントを配置している辺りは、映画プロデューサーらしいところですね。

 

退屈だと思っていた世界も余命いくばくかになると素晴らしく、愛おしい世界に見えてくる。そしてコンプレックスの克服。

それが大人になること。そんな本でした。

頭を空っぽにして読める小説でした。

 

 

 

世界から猫が消えたなら (小学館文庫)

世界から猫が消えたなら (小学館文庫)