図書館で返却棚にあった1冊。ちょっと前のベストセラーで、良いタイトルをつけるなぁと思っていた作品。
著者は、『モテキ』『悪人』『告白』『電車男』『おおかみこどもの雨と雪』『君の名は』などを制作した映画プロデューサーということです。おいおい全作品観ているではないか!さらに同じ年。さすが敏腕プロデューサーらしいキャッチ―なタイトルを付けるわけです。
さて内容は、非常に読みやすい!(さすが映像畑)1時間ほどで読み切れてしまいます。余命いくばくの主人公が世界から1つのものを消すと1日余命が伸びるというもの。ストーリーはわかりやすく、オチも見えるのですが、それでも泣かせポイントを配置している辺りは、映画プロデューサーらしいところですね。
退屈だと思っていた世界も余命いくばくかになると素晴らしく、愛おしい世界に見えてくる。そしてコンプレックスの克服。
それが大人になること。そんな本でした。
頭を空っぽにして読める小説でした。