★★★
是枝監督作品ということで劇場で観てきました。『万引き家族』『海街diary』『三度目の殺人』とそれぞれ高評価でしたので、期待しての鑑賞です。
今回気がかりだったのは、フランス映画であるということ。フランス語でも是枝監督の独特の雰囲気、余韻は伝わるのかというところです。
やはり母国語とは違うのですが、フランス映画でも随所に是枝監督らしい余韻が漂います。ただ字幕で見たので、他の日本語作品ほどの家族観というのは、どこか感情移入が終わりました。これは女優がモデルという脚本にもよるのかもしれません。
今回、もう一点注目なのは、大女優カトリーヌドヌーブを迎えてどうするのかというところ。実際、大女優が主人公ということで、まさに最適の配役になります。
この主人公カトリーヌドヌーブの圧の強さがもう一つこの映画の見どころです。本編中、僕は上沼恵美子にしか見えませんでした。大御所感半端なかったです。
