少し前に読んだ「日本酒ドラマチック」と同じ、山同敦子さんの著書。今回は作り手に焦点をあてています。
ピックアップされている銘柄は、
- 飛露喜(廣木酒造)
- 天青(熊沢酒造)
- 白隠正宗(高嶋酒造)
- 若波(若波酒造)
- 天の戸(浅舞酒造)
の5蔵。
単なる酒造りの部分だけでなく、酒以前の部分、どうして酒造りをするようになったか、どのように酒蔵を軌道にのせたかなど読み応えがある1冊でした。インタビューがうまいのでしょうね。
共通するのは、農学部の人が多い、一度外へ出たことがあるひとが多いということ。だいたい、40代半ばということもあり脂がのっているころあいです。
5蔵の中で一番惹かれたのが、若波のお二人。長女・弟・長女と同じ研修所だった杜氏の3人で蔵を回しているという。特に長女の今村友香さんが言っていた「ピンチはストーリーになる」というフレーズが印象的でした。
こういう人たちのお酒、飲んでみたいですね。