たまたま夏の甲子園の決勝を観にいきました。仙台育英が東北勢初の優勝を飾る劇的な大会の決勝戦でした。
その甲子園へ行く阪神電車の中で中吊り広告で見つけたのが本書になります。
その舞台は、「阪神園芸」!そう甲子園のグランドを支える会社です。その新入社員の1年を追う小説になります。
グランドキーパーの裏側をわかりやすく小説で描かれるとともに、親子の葛藤、自分のトラウマ、ちょっとした恋愛ものという青春小説に仕上がっいました。
甲子園のまかれる水にかかる虹のよう、そんな小説です。野球好きの人も青春小説としても楽しめた1冊でした。