夏休みに台湾旅行に行くということで、一番有名な台湾人、オードリー・タンの本を読みました。
蔡英文の元、IT担当大臣としてマスクアプリで日本でも一躍有名になった彼女の生い立ちから、育ちやLGBT、プログラマー時代(ひまわり運動など)などについて書かれています。
彼女の穏やかで開かれた考え方がなぜ身についたかがわかる1冊でした。
言われるようにギフテッドであり天才である彼女。
ただ本人は、
「天才とみなされない多くの人々には、自分にしかない輝きがある。
天才とみられる多くの人には、自分にしかない闇がある」
と言います。
今でこそアジア2位の言論自由国となっている台湾ですが、その昔国民党統治時代には言論弾圧もありました。そのあたりは中正記念堂にも展示されていました。
デジタル時代らしく彼女は、すべてを晒すこと、公開することで、フェイクニュースをも乗り越えようとします。それは多くの人は性善であるということに基づいているのでしょう。