ネットでちょっと書評が載っていたので読んでみました。
アメフトのコーチ出身でありながら、優秀なプロ経営者。
ジョブズの師であると同時に、グーグル創業者たちを育て上げ、
アマゾンのベゾスを苦境から救った伝説の存在。
という良き顧問のような方のようです。
彼が数々の有名、創業者に対してしてきたことが書かれています。いくつかメモをしておきます。
- 素早く動くこと
- スマートクリエイティブとコミュニティ
- 専門性とビジネススキル、創造力を兼ね備えた人物(スマートクリエイティブ)
- スマートクリエイティブを惹きつけ続ける環境(職場の協力的なコミュニティを作ること)
- そのコミュニティとは個人だけでなくチーム全体と仕事をし、程よい緊張感を保つことが大事
- 創造性と業務効率は緊張関係にある
- 人がすべて。マネジャーの一番大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すこと。マネジャーは、「支援」「敬意」「信頼」を通じてその環境を生み出すべき。部下のしあわせと成功が最優先課題。
- チームファーストになる
- ネガティブな問題をすべて明らかにする。それにかかりっきりにならず、可能な限り前に進め。
- リーダーは先陣に立て。物事がうまくいかないとき、いつにも増して「誠意」「献身」「決断力」がリーダーに求められる。
- 時間や人脈などの資源を、人のために惜しみなく使え。
あと50歳からの教えも最後にまとめられていました。
- クリエイティブであれ
- ディレッタントになるな
- 表面的になるな。何に関わるにしても説明責任と結果を持て。本気でやろう。
- バイタリティのある人を探せ
- 自分よりも若い人たちであることが多い。
- 才能を生かせ
- 自分が特に上手くできることを探せ。自分に目的意識を与えてくれるものは何かを考えよ。
- 将来のことを心配して時間を無駄にするな
- 人生の転機のほとんどは予想もしない、思いがけないかたちでやってくる。
最近、社内でも中堅というような形でチームをまとめることが多くなってきました。その中で本書は、リーダーの在り方として、ひとつの軸を示してくれているとおもいます。
「誠意」「健診」「決断力」
肝に銘じます。