★★★
2025年、1本目の映画。フランス映画になります。90分とコンパクトにまとまっているが、そこはフランス映画。描き切らないことでこのサイズになっているのでしょう。
美術オークション界が舞台。ナチス下で行方不明になっていたエゴン・シーレの作品が工場労働者の家で見つかる。それをオークションにかけるという話なのだが、そこには嘘と真実が入り混じるオークション界と正直に生きる青年の世界がある。
それほど痛快というような感じでもなく、登場人物の関係性や性癖についてもほとんど解説もない。ある意味、今の日本映画の対局です。
これがなりたつのがフランス映画界なんですね。