Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

(読書)木曜日のボール/近藤 篤~世界は広く、ちょっと温かくなる本

 

プラハ&ベルリン旅行中に読んだエッセイ本。サッカーマガジンに連載していた記事を再構成した本ということです。

写真とちょっとしたエッセイが書き添えられています。

 

サッカーにまつわる写真(が多いが一部違う写真もある)も素敵ですが、こういう文章が書きたいなと思う写真エッセイ本でした。

世界は広く、ちょっと温かくなる本。作者の人柄が伝わる文章でした。

 

ちょっと疲れた日常を離れる旅。

ちょっと疲れた日常を忘れさせてくれる本。

 

非常に良い一冊でした。

 

 

 

(読書)マンションポエム東京論/大山顕~ポエムが隠しているものから、都市論&東京論まで

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東京を中心としたマンションポエムの紹介から始まり、最後は東京論・都市論までサブカルチックに紐解いた面白い1冊でした。

 

「歴史」ある「都心」を「手中に収め」、「緑」「奏でる」

 

そんなワードが並ぶぽエティックなマンション広告。どんなワードが頻度が多いかなどデータ的に面白おかしく紹介されているところから、実はマンション広告というのは「建物」を隠している、という結論を冒頭で披露されます

 

新築マンション広告なので、建物がないのだからアピールすることがしづらい。ではポエムが何を語るのかというと、それは立地というのが著者の主張ポイント。日本の住宅政策として、あくまで土地信仰というものに根付くものなので、これは根が深い。

 

ではその立地についての考察につながります。まず東京人は鉄道路線図によって地理を把握いるという説明から始まり、どこまでが東京か調査結果が書かれています。このあたりかなり面白い。西に広く、東に厳しい。特に埼玉・千葉県民ほど厳しい。

 

固い都市論とというよりもサブカル都市論として面白い1冊でした。

 

 

 

(映画)大統領のケーキ@ミッドランドスクエアシネマ

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★★★

 

評判が良いので観てきました。

 

祖母と二人で暮らす 9 歳のラミアは、学校のくじ引きで「大統領のケーキ係」に選ばれてしまう。フセイン大統領の誕生日に、お祝いのケーキを準備する係だ。翌朝、ラミアは祖母に連れられて、父の形見の時計と、“友達”の雄鶏ヒンディとともに町へ出かける。だが、日々の食卓も満足に揃えられない祖母の目的はケーキではなく、ラミアを養子に出すことだった。思わず逃げ出したラミアは、自らの手でケーキの材料を集めれば、祖母との暮らしを続けられると信じて、クラスメイトのサイードと協力して町を駆け回る。十分なお金も時間もなく、あるのは知恵と想像力だけ── はたして、“名誉あるケーキ作り”の行方は?

 

湾岸戦争下のイラク。不運にも名誉な大統領の誕生日のためのケーキを作る役目にあたってしまったラミアの奮闘記。

戦時下とはこういうものなのか。日常と爆撃が同居する世界。戦争が日常になったとしても、日常を生きていかなくてはならない。

イラクには行ったことはありませんが、シリアにはいったことがある身としては、多くの人が誤解しているイスラム教国の雰囲気が伝わる映画でした。

まさかのオチで、えぇーーーーー!ってなります。

 

世界各地で行われている戦争(シリアやウクライナ)の日常はこんな感じなのでしょうか。

 

 

movies.shochiku.co.jp

(読書)成瀬は都を駆け抜ける/宮島 未奈

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成瀬シリーズ、第三作(完結編?)。

 

膳所高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、「達磨研究会」なる謎のサークル、簿記YouTuber、娘とともに地元テレビの取材を受ける母、憧れの人に一途に恋焦がれる男子大学生……。千年の都を舞台に、ますます個性豊かな面々が成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎のもとには成瀬から突然速達が届いて……⁉ 全6篇、最高の主人公に訪れる大団円を見届けよ!

 

大学生となった成瀬のまわりの人から、成瀬を描いた作品集。相変わらずサクッと3時間ほどで読了。

年頃なのか母目線から書かれた「そういう子なので」であたりが面白いかなぁ。あとは年頃の男の子の初心さがわかる「親愛なるあなたへ」とか。

本作では、成瀬あかりの「あかり」は、周りを照らすようにと名付けられたということが明かされます。まさしく「あかり」によって来る人たち。当の本人はその才能に気づいていない。この気にかけていないところがカッコイイのだけれども。

 

中二設定だったデビュー作に比べて、少し人間らしくなった「成瀬あかり」。続編はないのだろうけど、魅力的な主人公で楽しませてもらいました。

(映画)SIRAT シラート@ミッドランドスクエアシネマ~渡る世間は鬼ばかり。

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★★★

 

失踪した娘を捜すため砂漠のレイブパーティに参加した父と息子の旅の行方を、奇想天外なストーリーとクールなダンスミュージックを融合させて描き、本国スペインをはじめヨーロッパ各国で話題を集めたロードムービー。

ルイスは砂漠でのレイブパーティに参加したまま行方がわからなくなった娘を捜すため、息子エステバンとともにモロッコの山岳地帯から砂漠の奥地へと車を走らせる。やがて彼らは現実と幻覚が混濁するような野外レイブ会場にたどり着くが、そこにはすでに娘の姿はなかった。父子はレイブの参加者グループを追い、娘が向かったと思われる次のレイブ会場を目指すが……。

 

レイブをテーマにしているので、とにかく音響が凄い。映像とリズムのリンクは、ケミカルブラザーズの「Star Guitar」を現代版にして、クリアにした感じ。これは映画館でないと味わえない作品です。

 


www.youtube.com

 

シラートとはアラビア語で「道」を意味し、宗教的な意味においては審判の日に天国と地獄の上に架けられる細い橋を象徴するとされる。

次のレイブパーティへ向かうメンバーは、足のないもの、手がないものもいる。それでも踊る。いや踊るしかないのか。

もう途中からあらすじもヤバイ方向へ。そして終盤の無茶苦茶っぷり。

世の中ってつらいことばかり。一歩踏み間違えれば地獄。

 

ラストシーンの意味は、引かれたレールの上を行く人生は、安全ですよって意味だったのか。

 

もうダウナーな気分の映画です。絶対にデートで行くことをお勧めしません。

 

transformer.co.jp

(映画)「Michael マイケル」@伏見ミリオン座~圧巻の曲の強さ!

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★★★☆

 

野心家の父ジョセフのもとで厳しいレッスンを受け、兄弟グループ「ジャクソン5」のメンバーとして幼くして成功を収めたマイケル・ジャクソン。やがて名プロデューサーのクインシー・ジョーンズと出会った彼は、ソロアーティストとして数々の歴史的名曲を生み出し、瞬く間に時代の寵児となっていく。しかしその栄光の裏には、早熟の天才ゆえの孤独感や、強権的な父の呪縛、家族への愛と自分の中にあふれるビジョンとの間で葛藤するひとりの人間の姿があった。

 

ボヘミアンラプソディーのチームで制作された「KING of POP」の誕生の物語。主演のマイケル役が、やけに雰囲気あるなぁと思ったら、マイケルの甥っ子であるジャファー・ジャクソンが演じていました。そら雰囲気でるなと納得です。

やはり圧巻はそのライブシーン。ジャクソン5のどさまわりから始まって、ホール、そしてスタジアムと。

特に圧巻はやはりラスト2曲でしょうか。これはもう圧倒的なパフォーマンスでした。これこそ映画館で見る醍醐味でしょう。

映画では、ジャクソン5~アルバム「スリラー」のあたりを描かれています。劇中の曲もほとんどの曲を知っているという曲の強さ。

 

ひとつ思うのは、あまりにも楽曲も含めてがストーリーが基本的にずっとアゲアゲだったこと。マイケルのパフォーマンスとして圧巻なのは、やはりブカレスト公演の1分半の沈黙だと思います。

本作はそのような「静」の緊張の効果がなかったかなぁと感じました。

父との葛藤がそこに値するのですが、どうもイマイチ深みが感じられなかったかなと。それは僕らがそのあとのマイケルの活躍(とともに闇も)を知っているということにも影響されているのかも知れません。

 

それでも曲の強さは流石ですので、ぜひ映画館で鑑賞すべき1本でした。

 

www.michael-movie.jp

(映画)プラダを着た悪魔2@109シネマズ名古屋~これぞハリウッド映画!ゴージャスです!

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★★★☆

 

遅ればせながら話題作ということで観てきました。ゴージャスさ、テンポの良さ、わかり易い脚本とユーモア、これぞハリウッド映画です。

 

ニューヨークの一流ファッション誌「ランウェイ」のカリスマ編集長として、ファッション業界の頂点に君臨するミランダ。かつてそのアシスタントに採用され、厳しく完璧主義な彼女のもとで奮闘する日々を過ごしたアンドレアは、現在は報道記者として活躍していた。そんなある日、ミランダとその右腕ナイジェルが危機に直面していることを知ったアンドレアは、特集エディターとして「ランウェイ」編集部に舞い戻る。さらに、アシスタント時代の同僚エミリーとも再会するが、彼女はラグジュアリーブランドの幹部として「ランウェイ」存続の鍵を握る存在となっていた。それぞれの夢と野望がぶつかり合うなか、事態は思わぬ方向へと展開していく。

 

前作では飛ぶ鳥を落とす勢いのファッション誌の「ランウェイ」を現在版にアップデートしているところから20年の歳月を感じます。紙よりもデジタルシフト。それでも良質なコンテンツを生み出そうとするミランダ。それを支えるナイジェイル(カッコいい!)それにくらいつくアンドレア。

お仕事映画としても良い作品です。良い仕事とはということを再認識させてくれました。

前作と大枠は一緒ですが、設定を2026年にしたということなのですが、20年も空いていればいいですよね。それよりもよく我慢できましたね。

3人ともスクリーンで素晴らしい再会ができました。

 

www.20thcenturystudios.jp