Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

1兆ドルコーチ――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え/エリック・シュミット

 

ネットでちょっと書評が載っていたので読んでみました。

アメフトのコーチ出身でありながら、優秀なプロ経営者。
ジョブズの師であると同時に、グーグル創業者たちを育て上げ、
アマゾンのベゾスを苦境から救った伝説の存在。

という良き顧問のような方のようです。

 

彼が数々の有名、創業者に対してしてきたことが書かれています。いくつかメモをしておきます。

  • 素早く動くこと
  • スマートクリエイティブとコミュニティ
    • 専門性とビジネススキル、創造力を兼ね備えた人物(スマートクリエイティブ)
    • スマートクリエイティブを惹きつけ続ける環境(職場の協力的なコミュニティを作ること)
    • そのコミュニティとは個人だけでなくチーム全体と仕事をし、程よい緊張感を保つことが大事
  • 創造性と業務効率は緊張関係にある
  • 人がすべて。マネジャーの一番大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すこと。マネジャーは、「支援」「敬意」「信頼」を通じてその環境を生み出すべき。部下のしあわせと成功が最優先課題。
  • チームファーストになる
  • ネガティブな問題をすべて明らかにする。それにかかりっきりにならず、可能な限り前に進め。
  • リーダーは先陣に立て。物事がうまくいかないとき、いつにも増して「誠意」「献身」「決断力」がリーダーに求められる。
  • 時間や人脈などの資源を、人のために惜しみなく使え。

 

あと50歳からの教えも最後にまとめられていました。

  • クリエイティブであれ
  • ディレッタントになるな
    • 表面的になるな。何に関わるにしても説明責任と結果を持て。本気でやろう。
  • バイタリティのある人を探せ
  • 才能を生かせ
    • 自分が特に上手くできることを探せ。自分に目的意識を与えてくれるものは何かを考えよ。
  • 将来のことを心配して時間を無駄にするな
    • 人生の転機のほとんどは予想もしない、思いがけないかたちでやってくる。

 

最近、社内でも中堅というような形でチームをまとめることが多くなってきました。その中で本書は、リーダーの在り方として、ひとつの軸を示してくれているとおもいます。

 

「誠意」「健診」「決断力」

肝に銘じます。

 

 

(映画)ラストマイル@109シネマズ名古屋~TBSによるマーベル的な??

f:id:mailto1979:20240904080023j:image

★★★

 

公開からしばらく経っていましたが、結構お客さんが入っていました。シェアード・ユニバースということで、ちょっと話題になっています。

シェアードユニバースって何??と思っていたら、要はマーベル的なキャラクター乗り入れ手法なのですね。実際、MIU404は少し観ていたので、あぁ星野源出てる。的な風に感じました。

番宣でも豪華出演陣が出演していたらしいですが、家にテレビがないので、まったくわかりません。

 

さて本作は、Amazonを彷彿とさせる物流倉庫が舞台。宅配で爆弾が届くという設定で、果たして犯人は誰??ということで、伏線を回収していくストーリー。

テレビ的なつくりなので、大味な作りでしたが、エンタメ作品としてはこれぐらい大味な方が受けるのでしょう。

満島ひかりは良い役者ですね…。テーマ性も昨今の物流問題やら下請けいじめやらを盛り込みまくっています。盛り込みまくって、食傷気味ですが、こういう需要があるのも分かります。普通にあまり考えずに観ても分かる作りでした。

テレビで後日放映される分には面白いかと思いますし、配信でコラボした作品の再生回数も伸びているということです。ビジネス的には良い位置づけの作品ですね。

 

last-mile-movie.jp

(読書)そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル/永井孝尚

ビジネス向け小説。

長野県の阿智村で実際に起きた実話に基づくビジネス物語

温泉旅館で働く新人・諸星明は、衰退する温泉郷の立て直しに挑戦する。しかし周囲は無関心。
過去の成功体験が忘れられない反対派もいる逆風のなか、諸星と数人の仲間で始めた「ディズニーを超える」という挑戦は、「売れない時代」の新しいビジネスモデルを創りあげていく――。

ヒトなし、カネなし、モノなしの限られた状況の中、諸星は新規事業を成功できるのか?
長野県・阿智村で実際に起きた実話に基づくビジネス物語。

本書は、衰退していく分野において、自社(地域)が持つポテンシャルに気付き変革をどう起こしていくかが物語風に書かれています。

実際にある長野県阿智村を舞台にしていますので、わかりやすくスラスラと読むことができます。

 

本書の肝は、ジョン・P・コッターの「企業変革の8ステップ」になります。備忘のためにメモをしておきます。

 

<変革で起こりがちな8つの間違い>

  1. 従業員の現状満足を容認する
  2. 十分なパワーを備えた連携チーム結成を怠る
  3. ビジョンの重要性を過小評価する
  4. 従業員にビジョンを十分い伝達しない
  5. 新しいビジョンへの障害発生を許容する
  6. 短期的成果をあげることを怠る
  7. 早急に勝利宣言をする
  8. 変革を企業文化に定着させることを怠る

⇒1~8をすべて過ちを犯さずにやることが大事

 

その上で

<大規模な変革推進のための8段階>

  1. 危機意識を高める
  2. 変革推進のための連携チームを築く
  3. ビジョンと戦略を生み出すこと
  4. 変革のためのビジョンを周知徹底する
  5. 従業員の自発を促す
  6. 短期的成果を実現する
  7. 成果を活かして、さらなる変革を推進する
  8. 新しい方法を企業文化に定着させる

 

変革を繰り返していくことが大事だということ。

そのほか、本書で印象に残ったことは、

明智村の星を見る体験を売るがテーマ⇒ディズニーランドを超える

・商品をつくるときに同時に売ることも考える

・リスクを考えて変わろうとしない自分が最大の敵

・志を持ち、お客様が買う理由を創り上げ、やりたいことをやり続ける。

 ※このやりたいことをやり続けることが、自分だけの強みを活かした圧倒的な差別化につながる。

 

やりたいことをやり続けるとうわべだけでは真似できないもになる。それが差別化。

 

 

 

(読書)Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔/アイリス チュウ

f:id:mailto1979:20240816162811j:image

夏休みに台湾旅行に行くということで、一番有名な台湾人、オードリー・タンの本を読みました。

蔡英文の元、IT担当大臣としてマスクアプリで日本でも一躍有名になった彼女の生い立ちから、育ちやLGBTプログラマー時代(ひまわり運動など)などについて書かれています。

彼女の穏やかで開かれた考え方がなぜ身についたかがわかる1冊でした。

言われるようにギフテッドであり天才である彼女。

ただ本人は、

「天才とみなされない多くの人々には、自分にしかない輝きがある。
天才とみられる多くの人には、自分にしかない闇がある」

と言います。

 

今でこそアジア2位の言論自由国となっている台湾ですが、その昔国民党統治時代には言論弾圧もありました。そのあたりは中正記念堂にも展示されていました。

デジタル時代らしく彼女は、すべてを晒すこと、公開することで、フェイクニュースをも乗り越えようとします。それは多くの人は性善であるということに基づいているのでしょう。

 

 

(読書)木挽町のあだ討ち/永井紗耶子~まるで講談を聞いているかのよう

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。

直木賞受賞作ということで読んでみました。芝居小屋の前で起こった”立派な仇討ち”の真相をそれを見ていた人たちの目線から追っていく。まるで「桐島、部活辞めるってよ」のようにこのまま「桐島」が出てこないのでは思いながら読んでいました。

 

しかし、あぁなるほどという仕掛け、そして人間味があふれる、それは芝居小屋全体にも漂う結末。

江戸時代ならではの雰囲気を漂わせつつ、いやぁ天晴というオチ。

まるで芝居のような1冊でした。

 

 

 

 

(旅行)家族で台湾旅行~総括編

f:id:mailto1979:20240815222010j:image

家族そろっての海外旅行は実に5年ぶり。そのまとめになります

 

全体の支出は?

今回は台北で3泊5日(実際現地活動日は3日)の旅程でした。

下記支出メモです(4人分)。大まかな数字にしています。

 

・航空券代 ¥200,000

 ※peachを利用。深夜発、早朝便なので安かったです。ただ子どもは寝不足で帰国日は一日中お昼寝になりましたので体力的にはしんどいです。

 

・宿泊代

 台北泊 ¥55,000

 

・現地ツアー代

現地ツアーはKKDayを利用しました。台湾発のサービスですので安めだったと思います。

 ・九分&十分ツアー(4名分) ¥15,000

 ・台北天文館&国立科学館入場券(4名分) ¥2,000

 ・eSIM 2名分 ¥1300

 

・交通費

 空港駐車場 ¥5,000 ※お盆期間で高いので、民間の駐車場を利用しました。

 市内交通費(悠悠カード利用) ¥7,500

 タクシー代(空港→ホテル+市内移動) ¥7,000

 

・その他 現地代 ¥50,000

 

といった感じです。トータルで35万円程度でしょうか。

 

円安ですが、滞在としては日本より少し安いかなぁという印象でした。昔はもっと安かったんでしょうけど。

 

台北旅行で気付いたこと

・eSIMを始めて使ってみた

最初設定が良くわからなかったです。身分証の登録が必要なんですね。ただ一度やってみるとめちゃ便利です。これでポケットWiFiを借りなくてすみます(ポケットWiFi高いですから)。

 

Google翻訳が便利

年配の人は、英語が喋れない人が多いですが、Google翻訳があると意思疎通することができます。

 

・GoogleMAPのおかげでバス移動が快適

今までは旅行者にとって鬼門だったバスですが、時間や路線を検索すると適格に出してくれるので、圧倒的にバス移動が便利になりました。

バス移動のメリットは景色が見れること。また地下鉄よりも目的地の近くまで連れて行ってくれることが多いです。また金額も15元と地下鉄の半額で移動できます。

 

・やっぱりツアーが楽

家族旅行にはツアーが楽でした。

 

・サマーフェスティバルの花火を見たかった

行く前日に台北サマーフェスティバルがあることを知ったのですが、すでにツアーを申し込んだ後でした。滞在場所のお祭りなどはちゃんと調べた方が良いですね。

 

・食生活は肉中心

台湾の食生活は肉中心。野菜や魚を食べたいです。また人気の鼎泰豐は180分待ちであきらめました。小籠包食べたかったです。

子ども連れには日本のファーストフード店やフードコートが結構あるので便利でした。

あとかき氷は美味しかったです。量多いので2人で1つでOKです。

 

女子ならこれにマッサージなどが加わると思います。家族で海外旅行も息子たちが行ってくれなくなるので、あと数回でしょうから楽しみながら行きたいと思います。

 

(旅行)家族で台湾旅行~花博公園・忠烈祠・国立台湾科学教育館&台北市立天文科学教育館・北投温泉 編

台湾旅行最終日。出発は深夜1:55発ということで、丸一日観光に充てることができます。台湾のウユニと言われる台中にある「高美湿地」に行くかずっと迷っていたのですが、夕暮れの潮が高そうだったので、結果として台北観光にしました。

花博公園で迷路

市のやや北にある花博公園へ。生垣迷路がありちょっとやってみたかったので、行ってきました。

子どもの背丈ぐらいなので、子どもは楽しそうでした。また遊具もありこれも小学生の子どもは嬉しそうです。子ども的には観光名所よりも公園ですよね。

ちなみに松山空港がそばにあり、飛行機の着陸するところを真下から間近で見ることができます。

忠烈祠の衛兵交代

花博公園の後、タクシーで川を渡ったことにある忠烈祠へ。ここが行きづらいのでタクシーが便利です(UBERで呼びました)。

中正記念堂の衛兵交代が廃止された(民進党政府の政策で蔣介石の個人崇拝危惧のため)のですが、国父記念堂と忠烈祠ではまだ衛兵交代を見ることができます。

毎正時に行われる衛兵交代。時間までは記念堂のまわりの展示を見て過ごします。忠烈祠は中華民国樹立の国民党政府のために亡くなった英霊を祀る場所になります。日本でいうと靖国神社のようなものでしょうか。

あくまで国民党政府側からの展示ですので、抗日戦線について詳しく展示されています。日本の右翼が見たら発狂しそうですね。満州国は偽満州国と書かれていましたし。

さて衛兵交代は約15分ほど。忠烈祠の入口から本殿に向かって更新。本殿前で交代式が行われます。

それほど観光客も多くないので、みんな衛兵についてぞろぞろとカメラ片手についていきます。日本では見ることができないので、物珍しさもありました。

国立台湾科学教育館&台北市立天文科学教育館

午後どこへ行こうかと迷っていたのですが、土林地区にある国立台湾科学教育館&台北市立天文科学教育館へ行くことにしました。こちらもツアーサイトで共通券が500円ほどで売られていましたのでバウチャーを購入。

まずは台北市立天文科学教育館へ。天文に関する展示が3フロアに渡ってあります。特に窓口でIMAXムービーを買ってみたのですが、さすがに中国語ということもあり、正直お昼寝タイムになってしまいました。。。

4階がライド型のアトラクションがあるようで、こちらの方が良かったかもしれません。

 

つづいて国立台湾科学教育館へ。天文科学教育館の隣にあります。こちらの方が新しいようで、展示もスタイリッシュでした。目玉は空中自転車でしょうか。吹き抜けの5階を空中自転車で渡る光景はなかなかです。

またワークショッププログラムも結構用意されており、この規模でワークショップがあるのはファミリーには嬉しいですよね。

 

最後は、北投温泉へ

最後は北投温泉へ。MRTで行ける台北北部にある温泉地ということです。淡水線の北投から支線である新北投を乗り継ぎます。この支線が観光列車感がありました。

 

さて北投温泉は、川沿いに温泉旅館が並びます。公衆浴場がありそこへ。

水着着用でないと入れないというのはガイドブックで知っていたのですが、水着もナイロン製の水着しかダメで、レジャー用の水着はNG。新しく買いなおさせられました……。

4つある温泉はまさに芋洗い状態。地元民が結構な数来ています。そしてなにより汚い……。更衣室もとくになくトイレがシャワールームで着替えるというもの。妻はちょっと愕然としていました…。

お湯も多くの人が入っているので綺麗ではなく、いかに日本の銭湯が綺麗かがわかります。

ちなみに一番上段にある浴場は45度とかなり熱めでした。

もし綺麗な温泉に入りたいということでしたら近くのホテルの日帰り入浴プランを購入する方が良いです(大体2500円ぐらい)。

 

夕食を北投温泉の駅前で食べて、台北駅へ。そこから桃園空港までMRTで35分。空港着が10:00過ぎだったのですがまだチェックインカウンターがオープンしていませんでした。MRTの終電でも良かったかもしれません。