Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

2021-01-01から1年間の記事一覧

(読書)下北サンデーズ/石田衣良

劇団の街、下北沢。そんな下北沢を舞台に弱小劇団の門を叩いた主人公。その主人公が入ることによってのミラクルが起こる。 少し前に「演劇の街」をつくった男 本多一夫と下北沢」という本を読んだことで、下北沢の演劇がどのようになっているのかを把握して…

(読書)ストーリー・セラー /有川 浩

有川さんの書く文章って、軽く、そして儚い。 構成は、対になる2つの物語(Side:A、Side:B)で構成されています。 SideAでは、主役の夫婦が、妻は小説作家、夫:読書家(本好き)。やがて亡くなる伴侶との、出会いから、その日までを描いてます。 このSideA…

(映画)ボス・ベイビー ファミリー・ミッション@109シネマズ名古屋

★★★ 冬休みですね。ということで子どもたちと映画館へ。 今回チョイスした映画は『ボス・ベイビー』の続編。前作は子どもたちは、いつの間にか観ていたらしい(僕は観ておらず)。 前作で子どもだった兄弟は25年たち大人(兄は専業主夫、弟は起業家)になっ…

(読書)息子のトリセツ/黒川 伊保子~読んでいて涙ぐみました…

妻が読んでいて、ついでに読ませてもらいました。 我が家には2人の息子がいる。長男は10歳、次男は7歳になる。長男は、ザ長男というようなタイプで、おとなしめでマイペース。集中力はあるみたいで、勉強も運動もボチボチできる良い子ちゃん。 一方、次男は…

(映画)マトリックス レザレクションズ@109シネマズ名古屋

★★★ まさかの「マトリックス」の続編。 衝撃の1作目の公開は、1999年だったんですね。当時学生だった僕も観にいきました。その映像は衝撃を受けたのを覚えています。 しかしあれから20年。続編も観たはずなんですが、すっかりストーリーは抜け落ちての本作…

(映画)ディア・エヴァン・ハンセン@ミッドランドスクエアシネマ~オープニングが必見のミュージカル映画

★★★☆ エヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日彼は、自分宛てに書いた“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。それは誰にも見られたくないエヴァンの「…

(映画)ミラベルと魔法だらけの@109シネマズ名古屋

★★★ 今回はコロンビアが舞台。魔法を授ける「奇跡」のロウソクがある家の物語。家族の中で魔法を授かれなかったミラベル。そして、そのうちにそのロウソクが消えかける。 才能を持つもの。もちろん才能があるのは素晴らしいことだが、そのプレッシャーについ…

(読書)アウトプット大全/樺沢紫苑

振り返ってみると、はやブログを付け始めて16年以上になります。妻は何を目的に?ということを時々聞いてきます。 読書や映画、旅行のメモとしてつけ続けています。マネタイズはほとんど考えておらず、ただメモ代わりとなっています(お陰で日記ブログのアク…

(読書)白百/原研哉~「白」についての百のコラム

先日読んだ「ポスターを盗んでください」が面白かったデザイナーの原研哉のエッセイ。ということで「白」に関するコラムを百篇あつめたエッセイ集を読んでみました。 「百」は「白」に「一」を足したものということで、世の中にある「白」についてデザイナー…

(映画)ボクたちはみんな大人になれなかった@伏見ミリオン座~エモサブカル作品!陰の「花束」

★★★☆ エモい。 1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。“普通”が嫌いな彼女に認められたくて、映像業界の末端でがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよな…

日間賀島に釣りに行ってきた。

秋の行楽シーズン。勤労感謝の日に日間賀島に日帰りで釣りに行ってきました。 名古屋からちょうど1時間ほどで師崎に到着。船乗り場の駐車場に車を止めようと思ったもののなんと満車。仕方なく近所の民間駐車場に停めることに。 高速船は臨時便を出すほどの…

(読書)お酒の経済学/都留 康

最近、日本酒にかかわることがあり手に取ってみました。 お酒を日本酒、ビール、ウイスキー、焼酎の4つのカテゴリーでの検証。戦後、お酒と言えば日本酒でした。それがビールに主役を奪われる。 世界的評価が上がっているウイスキー、3回のブームのあと寡…

(映画)そして、バトンは渡された@109シネマズ名古屋

★★★ ネットの評判が良かったので鑑賞してきました。 第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラー小説を、永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で映画化。血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。現在は料理上手な…

(読書)平気で他人をいじめる大人たち/見波 利幸

仕事や近所での「いじめ」。特に悩んでいるわけでないのですが、読んでみました。 著者は大人のいじめには、「感情型」「自己愛型」「他者利用型」という3つのパターンがあるとしています。 読んでいて、あぁこういう人いるよなぁと思いつつ、自分もこの傾…

(読書)ポスターを盗んでください/原 研哉

面白いエッセイの出だしが、断定で始まることが多い。もしくはある事実を述べるのみ。 デザイナーである著者。このエッセイ集は、まさに読みやすい。ほどほどに言い切られる文体。1篇が5ページほどと文章量も多くない。 こういう文章が書ける人がうらやまし…

Mozu アートワーク -ちいさなひみつのせかい-@テレピアホール~SNS時代の展覧会

子どもたちと、テレピアホールで開催されている「Mozu アートワーク -ちいさなひみつのせかい」に行ってきました。 日常の風景をリアルに再現したミニチュアがSNS で注目を浴び、メディアなどの多方面から取り上げられているアーティストMozu(モズ)こと、…

ムーミンコミックス展@名古屋市博物館~線の太さ・密度で書くという技法

名古屋市博物館で開催れているムーミンコミックス展に行ってきました。 ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソンによる漫画・ムーミンコミックスは、イギリスの「イブニング・ニューズ」紙で1954年から連載がスタート。トーベの末弟ラルスは当初から資料集めや…

(読書)「演劇の街」をつくった男 本多一夫と下北沢

たまたま手に取って読んでみました。 僕自身、演劇については門外漢なのですが、音楽やら映画やらには興味がありそれに置き換えて読んでみました。 登場する本多一夫氏は、北海道出身で元は役者。新東宝のニューフェイスとして上京。しかし役者としては目が…

(読書)ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2/ブレイディみかこ

今年の夏前に読んだエッセイ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の続編が出ていたので、読んでみました。 lifeisashowtime.hateblo.jp 主人公は、アイルランド人の夫と日本人の妻を持つイギリス在住の中学生の息子。中学校はブライトンにある元…

(読書)三体/劉 慈欣~中国発の大ヒットSF、やっと読了!

話題の中国発のSF超大作「三体」。 ハードカバー5冊という超大作です。やっと読了しました! 正直はⅠの最初は読みづらいものの、ゲームの設定というとっつき易い項目を入れることで、途中からスピードアップ。 Ⅱでは、三体文明との攻防あたりは、どうなるん…

(映画)かそけきサンカヨウ@伏見ミリオン座~大人からみた理想の高校時代

★★★☆ 今泉力哉監督作ということで鑑賞してきました。 高校生の陽は、幼い頃に母の佐千代が家を出て、父の直とふたり暮らしをしていた。しかし、父が再婚し、義母となった美子とその連れ子の4歳のひなたとの4人家族の新たな暮らしが始まった。そんな新しい暮…

古舘伊知郎 トーキングブルース 名古屋公演@日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

コロナ禍ではじめてオンラインで観た古舘伊知郎のトーキングブルース。 lifeisashowtime.hateblo.jp 東京ではチケットが取れないというシリーズらしいのですが、なんと今回ツアー開催で名古屋にやってくるという。 8月にやる予定だったものが、コロナで10月…

(映画)空白@109シネマズ名古屋~蒲郡が舞台のノアール映画

★★★☆ 評判を聞いて鑑賞。 なんと蒲郡が舞台映画。何度も行ったことがある場所で、いくつか恐らくあの辺りだろうという場所がでてきました。 さて内容です。 女子中学生の添田花音はスーパーで万引しようとしたところを店長の青柳直人に見つかり、追いかけら…

釣り日記~やっときた!ハゼ 爆釣。西尾おさかな市場

秋になり何度か釣りに出かけていたのですが、パッとしない釣果が続いていました。そんな中、平日会社を休み、晴れの大潮の午後で行った西尾 おさかな市場の横で釣りをしてきました。 この日は、干潮が12時過ぎ、満潮が5時ごろの大潮という日。ちょうど用事も…

(映画)007 ノー・タイム・トゥ・ダイ@109シネマズ名古屋~堂々のラスト、クレイグボンド

★★★☆ そこまで007シリーズは通っているわりません。しかし、ダニエル・クレイグのラストボンドということであればということで、観に行ってきました。 コロナ禍で公開が延びに延びて、ずっと映画館に大きなタペストリーが掛かっていました。 さて冒頭からの…

(映画)由宇子の天秤@伏見ミリオン座~揺れる正義…

★★★☆ 評判を聞いて、シネマデーに観に行ってきました。観客がほとんど男性というのは、社会派映画ということからでしょうか。 3年前に起きた女子高生いじめ自殺事件の真相を追う由宇子は、ドキュメンタリーディレクターとして、世に問うべき問題に光を当てる…

(映画)岬のマヨイガ@109シネマズ~人々のココロのスキマを食べて…

★★★ アニメなのでという理由で子どもたちと鑑賞。 被災地が舞台のアニメでした。 児童文学作家・柏葉幸子が東北の民話を盛り込みながらつづった同名ファンタジー小説をアニメーション映画化。ある事情から家を出た17歳のユイと、両親を事故で亡くしたショッ…

(読書)80's エイティーズ ある80年代の物語/橘玲

いつも独特のドライな切り口が魅力である著者。「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」で衝撃を受け、それ以降もたびたび読んでいる作者です。 元雑誌の編集者であったらしいということは知っていましたが、顔写真もなければ、素性もよくわかならい。そんな…

(読書)ビニール傘/岸政彦

先日読んだ「大阪」に感化されて、岸政彦さんの著作を読んでみました。社会学者でもある著者による小説。なんとも多才なこと。 社会学者、それもスポットライトのあたらない街の風景を描きます。大阪の下町に住む未来が見えない若者の生活。 ドロドロしたわ…

(読書)フェスとデモを進化させる 「音楽に政治を持ち込むな」ってなんだ!?/大久保青志

著者は、元内田裕也のマネージャー、議員の秘書をやったり、イベント会社をやったり、フジロックのNGOヴィレッジの村長をやったり。 70歳を迎える著者の自伝、そして日本昭和音楽史としても非常に面白い1冊。フェスもデモも何万人も集まるのを仕切るとい…