読書
要約YouTubeというものがあるのは知っていましたが、ついに本にまでなっていました。 予約としては、1冊あたり6ページほどにまとめられています。範囲はお金全般にわたっており、割としっかりした内容からYouTube系や最近の米国株投資・株売買の指南本まで…
シンガーソングライターである著者の私小説。 読んだときは私小説と知らずに、よくまぁこれほどまでに内面的なことを描けるものだと思っていたのですが、私小説だったんですね。 時折アーティストに漂う不穏な闇というものの正体を垣間見える貴重な私小説で…
Podcastで知った本。 国道16号線は、横須賀、横浜、町田、八王子、川越、柏、木更津と東京の郊外をつなぐ道路。 古代には山と谷と沢が広がるこのエリアは多くの人が住んでいた。海岸線がこの近くまであったことから貝塚が点在していた。 歴史の教科書では関…
フランス人ジャーナリストによるメルケルの評伝。 東ドイツ出身の女性、物理学者という稀有なアイデンティティを持つメルケル。 そのような幼少期をすごしたか、物理学から政治を志したか、並み居る有力者の合間をどうやりすごしいかにして首相になったか、…
コロナ禍で分かったことの一つに、感染症は人類の移動によって広がるということ。 本書はその移動について焦点をあてて書かれた新書になります。 黒死病やスペイン風邪がどのように広がったかという見地もありますが、主には人類の移動の歴史についてまとめ…
数年前に話題になった本を図書館で見つけたので読んでみました。 NIKE創業者の物語。 1962年、二十代だった著者が世界旅行の途中に訪れた日本。そこで当時のオニツカタイガーにほれ込み、これをアメリカで売らしてくれと直談判。そして販売権を獲得。 アメリ…
サントリーの創業者、鳥井信治郎の生い立ちから描いた小説。 船場商人の家に生まれたということで、非常に親しみがあります。サントリーといえば今でこそビール、ウィスキーですが、その洋酒文化を切り開いた執念を感じることができます。 何をおいてもその…
著者の本は、以前「松竹と東宝」という新書を読んで以来。 本作はプロ野球85年において球団を経営する55社の企業(一部個人)の歴史とともにひも解く、日本史の近現代経営史でした。 鉄道、新聞社が主導した勃興期、戦後の映画会社、食品、そして小売りからI…
たまたま夏の甲子園の決勝を観にいきました。仙台育英が東北勢初の優勝を飾る劇的な大会の決勝戦でした。 lifeisashowtime.hateblo.jp その甲子園へ行く阪神電車の中で中吊り広告で見つけたのが本書になります。 その舞台は、「阪神園芸」!そう甲子園のグラ…
たまたま表紙をみて、知り合いが装丁をやったのを知り、読んでみました。 韓国でヒットした作品の日本語訳になります。 18歳までの身寄りがない(親が手放した)子どもを公式に政府が育て、18歳までに里親として引き渡す施設があるという近未来のお話。 そこ…
中学一年生の吃音の男子学生が、それに立ち向かう物語。あるラジオ番組で落涙必至と紹介されていて読んでみました。 吃音だけでなく、「人前でしゃべることと笑われてしまうのではないか」と思う人も多いでしょう。 そんなあなたにも味方はいるんだよ。そん…
直木賞候補にもなった話題書『同志少女よ、敵を撃て』を読了しました。 舞台は第二次世界大戦の独ソ戦。ソ連の女性狙撃手たちの物語。作品が公開されたのは2021年ですので、ソ連のウクライナ進行の前になります。 本書でもウクライナのことが出てきます。そ…
地域経済の本。まちおこしの本は多くありますが、本書はその失敗にフォーカスを当てている(とはいっても一部ですが)。 よくある「まちおこし」のパターンである、B級グルメやゆるキャラ、イベントの類が個人的も腑に落ちないことを端的に説明してくれてい…
ポートランド出身で、人形町に居を構えるアメリカ人。彼の下町滞在記になります。特に充実しているのがグルメについて。 魚、鮨、蕎麦、居酒屋…。外食だけでなく自分で料理もする。 1話数ページのエピソードとして書かれていて、非常に読みやすく、グルメ日…
青少年向けコーナーで見つけて読んでみた本。 「じぶんのことや会社のことを陰で悪く言う人がいます。どうしたらよいでしょうか。」 「あたらしい仕事はどうやったら思いつきますか。」 「じぶんのやりたいことがわからないのですが、どうやって見つけたらよ…
登山家・冒険家・写真家である著者の7年間の旅のエッセイをまとめた一冊。 ヒマラヤ、ユーコン、南米、シベリア、そして国内の各地を巡って感じたことが、著者の感想とともにつづられています。 その文体が自然で、まるで旅先が日常の延長線上のようにつづら…
先日、原田マハの「暗幕のゲルニカ」を読んだと友人に伝えると、映画好きだったらこっちもということで貸してくれたのが、「キネマの神様」。 映画にもなっていましたね。 タイトルから勝手に『三丁目の夕日』的な少し前の映画がエンターテインメントの主だ…
2019年に出版され結構売れたビジネス書ということです。 最近、経営者が変わり考え方が変化しつつある中、これからの時代の身の振り方を考えることができた一冊になります。 まず著者は、世の中のトレンドを下記のようにとらえています。 [メガトレンド1] 飽…
最近のSFヒット作というと『三体』ですよね。全5巻という超大作でしたが、コロナ禍ということもあり、はまって読んでしました。 lifeisashowtime.hateblo.jp そんなSF界で、面白い!という噂だった『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読了しました。アンデ…
初めて、原田マハさんの作品を読みました。 実在をもとにしたフィクション。特にご本人が美術館員をやられていたということで、アートを題材にした作品が多いです。 本作はタイトルの通り、ピカソのゲルニカが題材。 題材になっているのが、2003年のイラク攻…
ここ1年ぐらい読んでいる岸政彦さんの本になります。昨年、「東京の生活史」を出版されましたが、その原型ともなるのが本書になります。 5人の方へのインタビューをそのまま収録した一冊。ただ出てくるのが、外国籍のゲイ、ニューハーフ、摂食障害、シング…
元宝塚歌劇団の支配人だった著者の経験に基づいた本。エンターテイメント業界の中で異色の経営をする宝塚歌劇団。 通常の演劇ならば、ロングラン公演や積極的SNS戦略などをとるところ、宝塚はそのような戦略をとらない。 著者によれば、制作から興行、劇場運…
SDGsが叫ばれるようになって、急速に動き出した脱炭素。その動きを網羅的に書かれている1冊になります。 これを読むと、「環境」という大義名分を切り口にした大きな資本主義の流れということがわかります。地球温暖化が問題なのは事実なのですが、それに資…
”タミオは広島のタカラだ” 本書のタイトルは、奥田民生の名曲「風は西から」から取られている。全くあらすじを知らずに、爽やかは恋愛小説だろうと思って読み始めました。冒頭は本当に絵にかいたような爽やかな20代の恋愛小説でした。 それが途中から彼が務…
18年後の未来について書かれた本。 18年前って、2004年。インターネットは当たり前だけれどもスマホ以前。 テクノロジー、経済、生活、災害と4つのジャンルに分けて書かれています。 テクノロジーについては多少明るい話題もあるが、全体的に暗い未来が書か…
不動産の間取り図マニアという人が世の中にはいる。マニアほどではないけれども間取り図を見ることは面白い。 そこには人の流れが感じることができるからでしょう。 本書は、そんな「間取り」が表紙に描かれています。ある番組で紹介されていたので読んでみ…
本ブログでも、本や映画などの感想をつらつらと書いています。本であれば多少のメモを元に書くこともあるのですが、映画においては本当に思いつくままに書いていました。 綺麗な批評ブログでは、なかなかまとまっていて、映画を観たくなる、本を読みたくなっ…
最近のキャッチフレーズに、バラクオバマやザッカーバーグ推薦など海外に著名人の名前が載る方法が多く出てきました。本書は、ビル・ゲイツ推薦の1冊になります。 著者は2019年のノーベル経済学賞受賞の学者になります。本のタイトルも非常に親しみやすそう…
好きな作家のひとり、橘玲氏が幸福についてまとめた本。 以前、読んだような気がするものの、ブログに感想の投稿がなかったので改めて再読しました。 氏は、幸福を「金融資産」「人的資本」「社会資本」の3つの土台から成り立つと定義をすることから始めて…
大好き、橘玲がまえがきを書いており、タイトルが気になって手に取ってみました。 純資産100万ドル以上のアメリカの富裕層を対象に、大規模調査を実施。初めて分かった彼らの「意外過ぎる成功の秘訣」とは? アメリカの富裕層を対象としたアンケートが元にな…