ある方に勧められて読んだ野球ノンフィクション。
1992年、1993年の日本シリーズが舞台。森監督率いる黄金時代の西武と野村監督率いる成長著しいヤクルト。
2年連続で7戦目までもつれ込むという史上最高とも言われる2年間の日本シリーズを、データと関係者のインタビューで構成し振り返っています。
秋山・清原・デストラーデに加えて、厚い投手陣を誇る王者、西武。一方、若き広沢・池山・古田らでリーグ優勝した挑戦者ヤクルト。
1年目は西武の圧倒的なチーム力の前に何とか喰らいつくものの敗れたヤクルト。
そして2年目、前年の雪辱を旨に再び王者に挑むヤクルト。
スポーツノンフィクションとして、めちゃくちゃ面白かった。自分が中学生だったころいうことで、出てくる選手もよくわかる。
取材力の賜物でしょうか。あっという間に読めたノンフィクションの良作でした。