今年夏にタイで「暁の寺」にも行ったこともあり、ずっと読まなばと思っていた三島由紀夫の「豊穣の海」を読了しました。
4巻に及ぶ壮大な輪廻転生物語が、ラストの数枚で閉じていくという結末は知っていました。本当に閉じるのかと不安になりつつページを繰っていきます。
三島由紀夫自体もほぼ初めて読んだのですが、非常に綺麗な文体ということもあり、2023年現在でもすんなりと頭に入ってきます。
個人的には「春の雪」の起点となる純愛が一番、ビビッときました。2023年の大みそかによみ終えたことで、1年の締めくくりにもなる1作でした。
来年もいっぱい本を読みたいと思います。