今回の旅行のメインは知床だったのですが、北海道は大きい。ということで知床へ向かう前に屈斜路湖で1泊し道東を回ります。
ちなみに、道東には湖が多い。屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖の3つが有名だが、それ以外にも然別湖、能取湖、サロマ湖、網走湖などそこそこの大きさの湖がある。どれも本州だったら有名な湖になるであろう大きさです。
幻の橋。タウシュベツ川橋梁へ。
トマムから屈斜路湖へ向かう途中、どうしてもよってみたかったのがタウシュベツ川橋梁というもの。これは旧国鉄の士幌線の橋梁で廃線後、放置されたもの。現在は、糠平湖というダム湖の中にあり、秋口には完全に水没することもあることから「幻の橋」とも言われています。
残念ながら橋梁付近は立ち入り禁止となっており、湖を挟んだ対岸から遠くに眺めるのみでした。
国道から林を抜けること5分。対岸には展望台が設けられており、春の枯れた湖の先に橋梁が見ることができました。
白く、ローマ橋を彷彿とされる優雅な佇まい。
美しかったです。子供がいなければNPO団体が主催するツアーもあるようで、こちらに参加するのもおすすめです。
もうひとつおすすめは、この展望台へ行く途中、国道に沿って延びる、北海道自然歩道。廃線跡をたどる自然歩道なのですが、まるで緑のトンネル!時間があれば滞在して歩きたい…。
上士幌町って、隠れた観光資源が豊富な町でだなぁと思ってしまいます。
牧場体験ができる渡辺体験牧場
阿寒湖で軽く昼食をとり、宿泊の川湯温泉に行く途中にある渡辺体験牧場へ。牧場体験ができるということで、子供も喜ぶだろうということで、立ち寄ります。
牛の餌やり、トラクター体験、乳搾り、ミルクが飲めるのが一般的なツアー。
これが予想外に楽しい!もちろん3歳の息子も喜び、この旅、一番の思い出になったようです。
最初は怖がっていた牛への餌やりもなんとかクリア。驚いたのが乳搾りを指導してくれた渡辺ファームのお父さんとともにしっかりできたこと。
大人的によかったのは、牧場の牛の一生をしっかり語ってくれたこと。牧場には当然、雌牛しかおらず、雄牛は食用になることもしっかり伝えます。
また雌牛も人工授精で、多い牛で10頭ほど産むこと。(その間にミルクが絞られる)
その後は、やはり食用(ミンチなどになる)ということもしっかり説明してくれます。
食卓でのむミルクって尊いものだということを改めて感じさせてくれました。
このお父さん、もともと教師になりたかったということで、伝えるのが上手です。
あとこの渡辺ファームの娘さんが、同じ大学だったということがわかり、少し盛り上がりました。最近は、中国からのお客さんも増えてきており、大学時代より中国語が身についたとのこと。
インバウンドブームはこうした観光施設まで来ているのですね。
摩周湖近辺
天候が悪いので期待していなかったのですが、驚いたことに本当に青い!
摩周湖の地下水が湧き水として出てきており、この透明度になっているということ。池の下の木々がはっきり見えます。
なぜ青いのか?そんなことを考える不思議な場所でした。