Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

東京の街を走ってきた(麹町~飯田橋~水道橋~皇居)

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時々やっている旅先ジョギングの東京編です。今回の東京のお宿は麹町でした。ふつうに皇居ランニングは以前にやってみたので、ちょっと方向を変えて北へ向かいます。

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まずは靖国神社。九段下の鳥居に圧倒されます。

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路地を抜けて飯田橋から水道橋へ。なぜ水道橋へ来たかというと、今回の目的の東京ドームを見たかったからです。実は初めてなんですよね。

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となりには東京ドームシティ(旧後楽園遊園地)があります。初めて知ったのですがよみうりランドと後楽園遊園地は別物だったとは…。てっきり巨人だから同じだと思い込んでいました。

 

水道橋から路地を進み日本大学のキャンパスというかビル群(こんなところに物件もっているんだ!)を抜けて再び九段下へ。

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今回、もうひとつ見たかった武道館です。

北の丸公園を抜けて、竹橋から皇居のランニングコースへ。パラパラと走っている人を見かけます。

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皇居ランニングで一番好きな風景が半蔵門あたりからの丸の内の風景です。

その後、国会議事堂をぐるっと回ってホテルにもどりました。約12キロ、1時間20分ほどのジョギングでした。

 

やっぱり東京は楽しいですね。

 

ここは東京のオアシス!明治神宮に参拝してきた‼

東京出張にあわせて、明治神宮に参拝をしてきました。昔、一度参拝した記憶はあるのですが、もう20年近く前だと思います。

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原宿駅から降りて向かいます。表参道って明治神宮の参道なんですよね。

まだ1月ということで正月の雰囲気が残っているのか、平日にも関わらず人出が多いです。外国人、特にアジア人が多い印象です。

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参道ぞいにはうっそうとした森が広がります。東京の一等地にこれほどの森があるのは貴重です。参道沿いに日本酒の献酒の樽が積まれています。

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その反対側にはなんと洋酒に樽が!洋酒、つまりワイン。海外からの献酒もあるなんて!明治天皇はワインにも造詣があったということです。さすが西洋文明を取り入れた明治天皇を祀るだけありますね。

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こちらが日本最大の木造の明神鳥居である二の鳥居。

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そしてこちらが拝殿。意外と小さい印象です。

御朱印もいただきました!

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御朱印は、拝殿を右手に出たところでいただけます。達筆で書いていただきました。約10分ほどならびました。ちなみに志は500円と東京価格です。

お詣りをして考えたこと

明治神宮のすごさはやはり東京の1等地にこれだけの森があることではないでしょうか。もともと井伊家の下屋敷だった土地で森などはなかったということです。造営の際に全国から木々を持ち寄った人工林になります。それが100年もたつとうっそうとした森となっています。

ちなみに明治神宮の創建は1920年になります。つまり東京オリンピックの年に100年を迎えるのですね。

 

東京オリンピックを控え、多くの外国人が東京を訪れます。ニューヨークにはセントラルパーク、ロンドンにはハイドパークがあります。残念ながら東京都心には広大な芝生広場がありません。しかしそれは自然に対する文化の違いでしょう。

造営から100年がたち、都会の森となった明治神宮は立派な都会のオアシスとなっています(あとは皇居もですね)。さらに神社ということで庶民の信仰の場でもあります。

思うに明治神宮とは、ウエストミンスター寺院にハイドパークがくっついたようなものだと。

外国人にそう説明するとわかりやすいのではないか…

帰りの参道をそんなことを考えながら歩いていました。

www.meijijingu.or.jp

意識高い系から大人気!?名古屋市科学館で開催中の「チームラボアイランド 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」に行ってきた!

気になっていたチームラボの展覧会に行ってきました。意識高い系から大人気のメディアクリエーター集団”チームラボ。

正月明けの日曜日ということで大混雑でして…。遊園地というか雑踏とでもいうのでしょうか。

一番のメインの「小人が住まうテーブル」「お絵かきタウンクラフト」「積み木列車」「ケンケンパ」エリアが特に大混雑で、ぐったり。

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「お絵かきタウンクラフト」はおそらくメインコンテンツなのでしょうが、以前ハウステンボスでもこれの水族館版がありやっているのでそれほど感動はなく…。

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「小人が住まうテーブル」「積み木列車」は面白いのですが、人が多すぎて楽しむどころではありませんでした。

少なすぎても寂しいので、その具合が難しいんですよね。

 

それでも「クリスタルユニバース」や「花と人」ではフォトジェニックでこんな写真がとることができます。

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これは綺麗。

ビジュアル作りが上手いのはさすがチームラボといったとこですね。ぜひ科学館のついでに(すいた時間に)どうぞ!

 

exhibition.team-lab.net

(読書)グローバル化の終わり、ローカルからのはじまり/吉澤保幸

世界を覆うグローバル化の波。その波から地方をどう救うか。本書の冒頭では

ローカルに埋もれている場所文化を甦らせ、お金を自らの意思で「質」を変えて上手に使い、幸せの価値軸を物質文明から生命文明に転換させ、持続可能な地域社会をつくり上げるという解決策を具体的に描いていきたい。

と書かれてます。

資本主義社会ですので、「お金」が出てきますが、「お金」を稼ぐのではなく「命をつなぐ」道具として上手に使うことの重要性がかかれてます。

前半はマクロ的考えに基づき、お金の使い道として「長期的に価値を産むものへの投資」「互助」「地域内での循環」の大切さにまとめられています。

 一方後半は、各地の事例がまとめられています。地域資産の再発見とでもいうのでしょうか。

素材はローカル、市場はグローバルしかないのではないか

本書では、地方コミュニティ&循環の大切さを説きます。地方を残すにはこれが一番ということに異論はありません。

ただこうした地方コミュニティ&循環システムをつくっても、構成者は年々年をとります。作ったそばから古くなっていくシステムとなります。これを防ぐには、新しい構成者を取り込む必要があります。新しい構成者の候補は、「よそもの」「ばかもの」「わかもの」という変革分子を入れていくのがいいのではないでしょうか。

そしてこうした人の意見を取り入れることの大事さ。

 

こうした「よそもの」「ばかもの」「わかもの」を惹きつけるには感情に訴えかけるとともにお金ではないでしょうか。でないと長続きしません。

 

地域に「お金」のもととなる「素材」は眠っていることは多々あります。この「素材」を他の地域、果ては世界に売り出すことによって、他エリアから「お金」を地域に呼び込むことの大切さを認識していないといけません。

幸いインターネットの登場により世界市場へのPRのハードルは大きく下がりました。全くグローバル化を排除するのではなく、市場としてのグローバルというものを意識した地方が大事なのではないでしょうか。

 

グローバル化の終わり、ローカルからのはじまり

グローバル化の終わり、ローカルからのはじまり

 

 

 

グローバル化の終わり、ローカルからのはじまり

グローバル化の終わり、ローカルからのはじまり

 

 

(読書)新・所得倍増論/デービッド・アトキンソン 要は「生産性」の問題だ!

キーワードは1人当たり

Amazonでベストセラーになっていた本として購入。

本書の9割は、現状の日本の生産性の低さを説いています。日本は世界3位のGDPの国ではあるが、一人当たりはGDPは27位と先進国のほぼ最下位。働かないといわれるイタリアやスペインよりも下、ギリシャより上というレベル。

人口を基にしたデータの場合、高齢化などを理由にしたりもしますが、そのあたりを考慮しても低いのにはかわりありません。

GDPとは人口×生産性で表されます。日本が世界2位のGDPを誇ったのは、人口ボーナスがあっただけと言い切っています。自国で1億2000万人もの人口を抱えていた(それも若かった)からだったと。

ですので著者は「失われた20年」は予測できたことだ、と言い切ります。つまり90年以降少子化がすすみ人口が伸びないなかでは「生産性」を変えない限りGDPの成長は望めないということになります。

確かに「失われた20年」というフレーズは2000年代には「失われた10年」と言われていました。それがいつの間にか20年と伸びている…。つまり「生産性」の向上が行われていないということ…。

 

ちなみに著者は、生産性について以外にも輸出や技術開発、はてはノーベル賞まで1人あたりとすると世界でも下位に甘んじていると分析します。

 

すべて1人当たりがキーワードになります。この1人あたりという考え方はアナリスト出身の著者らしいです。株価の判断としてPERやPBRという指標でその銘柄が効率的かお得かどうか図るのと同じです。

それでも変わらない日本

この生産性が上がらない理由を個々の経営者の問題としています。経営者にとってGDPが上がろうが下がろうが関係ないからだと。政府は経営者に「生産性」の向上に努めるように働きかけ、結果、従業員の給料(特に女性)をあげるように働きかけなさいと。

 

残念ながら具体的な事例はほとんど挙げられていません。しいていうとAI化や電子化とかでしょう。「私の仕事がなくなる!」などという感情論ではなくあくまで客観的に考えることが大事ですね。

 

2時間もあれば読み切れますので、出張の新幹線の中ででもどうぞ!

 

デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論

デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論

 

 

(読書)「Chikirinの日記」の育て方/ちきりん 初めてkindleで読んだ本

 先日、ついにkindleを購入したエントリーを書きました。

AMAZON サイバーマンデーで、ついにKindle Paperwhiteを購入! - Life is a showtime

でそのkindleで初めて読んだものがこの本になります。Amazon プライムに入っていると月に1冊無料でダウンロードできるのですが、その中に入っていたのでダウンロードしてみました。

 

以前から時々読んでいたブログ「Chikirinの日記」の著者によるブログ運営について徒然と書かれたものです。

昔から私にとって日記とは「今日はこんなことを考えた」という思考の記録

だとか

ブログの起点は、「これについて書く」とか「この本を紹介する」ではなく、「このことを伝えたい!」というメッセージの発生から

という風にあくまでパーソナルメディアとして役割をブログに求めるスタンスが強調されています。

 

また彼女の人生感もよく出ています。一番大事なものは時間!と言い切ります。そのため取材や寄稿に対するスタンスも明確です。

・時間や手間がかからないか

・ブログを読んでほしいと考えている読者(以下、想定読者)を増やせるか

こうやって判断の基準を明確にすると、どんな依頼がきてもすぐに結論が出せます。

1.時間も手間もかけずに、想定読者が増やせる企画 = 引き受ける

2.時間も手間もかかるが、想定読者がかなり増える企画 = 効果が高いモノのみ引き受ける

3.時間や手間がかかるのに、想定読者が増えない企画 = 断る

4.時間や手間はかからないが、想定読者も増えない企画 = 断る

マトリックス的な考えで明確ですね。

こうしたライフハック的な要素もありながら、考察に触れることができ、平易な文章で読むことができるというのが魅力なんでしょうね。

「Chikirinの日記」の育て方

「Chikirinの日記」の育て方

 

 

 ちなみに紙媒体のものもあります。

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記
 

 

(読書)サピエンス全史/ユヴァル・ノア・ハラリ 人類の歴史と未来を学際的に検証する名著!

以前に読んだ「文明崩壊」「銃・病原菌・鉄」 のジャレイドダイアモンド大絶賛の人類史とでもいう一冊。歴史的見地ではなく生物学的・物理的・化学的に検証していきます。

全世界で絶賛の嵐というのがわかる読み応え十分の一冊でした。

(読書)文明崩壊/ジャレドダイアモンド - Life is a showtime

 

 サピエンスだけがなぜ繁栄したのか

本書の根本にあるのは、人類は「虚構」を信じることができる動物であったということ。著者はこれを認知革命と称しています

想像上のものを作り出し、共有できること。それが共同体をつくり、それが帝国をつくり、企業をつくり、宗教をつくり、貨幣を作り出しました。帝国や貨幣、宗教が人類に与えた影響は計り知れません。

すべての繁栄はこの「虚構」を信じる能力にかかっているということです。

農業革命・科学革命による影響

認知革命に続く、人類の特異点だったのが農業革命と科学革命であると著者は説きます。

一般的に農業革命は、人類を幸福にしたという風に語られます。しかし著者は狩猟から農業にかわったことで、未来への懸念が発生する不幸を招きます。貯蓄の概念の発生です。そして貯蓄の有無がヒエラルキーをうみ格差が発生しました。狩猟時代にはなかった概念の誕生です。現代的に言うとこれは不幸の発生ということになります。

ちなみに農業革命が中東・中国・中央アメリカで最初に発生したのは、家畜化・栽培化に適した種がこの地域にあったからということ。(これは、銃・病原菌・鉄でも述べられており目から鱗だったことを思い出します)

農業革命以降、歴史が進むと世界は統一に向かいます。いくつかの帝国の誕生です。世界の統一にむけて最強のツールとして紹介されているのが貨幣でした。貨幣自体も人類が持つ最大の特徴、虚構によってなりたっています。

貨幣はその昔は金本位制、いまは発行する国家の信頼(最大がアメリカ)がバックになりたった使用価値が少ない金や紙切れという虚構の上になりたっています。

 

続いて起こったのが科学革命です。科学の発展には大量の資本が必要になります。ヨーロッパ諸国が帝国になりえたのは、科学に大量の資本が投下され、科学の発展が帝国の拡大につながるということを発見したからというのが著者の解説です。科学と資本のフィードバックサイクルが機能することで、より豊かな未来が来るはずという現在に通ずる科学信仰の始まりです。

この未来はより豊かになるという信頼自体が、これまた人類の最大の特徴である虚構を信じることができるということの上に成り立っています

未来について

本書では、最後の章で未来についての考察をおこなっています。人類は科学の進化でもはや神の領域に近づいています。つまり自然選択を超えつつあるということです。まぁ神自体が虚構というのも現実なのですが…。

科学の発展によって著者は3つの超ホモサピエンスの時代を予測しています。

一つ目は、生物工学によって生まれるもの。DNAについての解析がすすみ、さらに作り出すことができるようになり有機的なものであれば作り出せる未来の到来です。

二つ目は、サイボーグ工学の発展形です。現在でも眼鏡やペースメーカー、義手などがありますが、これらは人類の能力を補完しているものです。しかし脳とコンピューターがつながったら、それが共有できるようになったら…。知識や感情、考え方を共有することになり現在の生物学や社会学、宗教など越えた存在になるのではないでしょうか。

三つ目は非有機的生命工学によるものです。現在一番わかりやすいものはコンピューターウイルスということです。突然変異も起こすコンピューターウイルスはもはや生命に近いものでもあります。これがロボット的なものと結合したら…。

つまり、今までの生命の定義は有機物でしたが、有機物の発展形・有機物と無機物の結合・無機物の世界の3つを提示しています。

 

結びに「幸せ」について考察されています。現在、人類は科学が未来を明るくするという虚構に成り立っています。明るい未来は幸せだと誰もが共有できるものでした。

しかし「幸せ」とは実は身の内より宿るものです。これは化学的にいうとセロトニンドーパミンオキシトシンの分泌ということです。つまりは自分がどう感じるかに過ぎないと

人類は科学の発展で自分の欲望を操作できる日が近いかもしれない。そのとき「私たちは何になりたいか?」ではなく「私たちは何を望みたいか?」ということを考えないといけない。という象徴的な結びになっています。

 

知的好奇心をあおる本って年に1冊あるかどうかですが、本書はまさしくその1冊でした。本当におススメの1冊です!

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 

 

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

 

  

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

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