Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

(グルメ)どうとんぼり神座/大阪・心斎橋

MINAMI WHEELの合間に行ったラーメン屋。育った大阪のラーメン店では、金龍とならんでよく訪れたラーメン屋さんです。

食券を買い、カウンターに座る。入り口と出口が別になっているという何とも合理的なシステムの店づくりです。

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白菜がふんだんに入った独特の味のスープ。おそらく初めて食べた人はそのあまりにもユニークな味に驚くでしょう。

個人的には、このスープに大量のニラを入れて味わうのが僕の食べ方。

久しぶりに食べましたが、おいしかったです。

 

※昔は金龍ラーメンの方が好きでしたが、神座ラーメンの方が好きになってきたのは歳のせいでしょうか。

 

kamukura.co.jp

MINAMI WHEEL 2017に行ってきた!

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大阪、アメリカ村近辺で開催される秋の一大ライブサーキット「MINAMI WHEEL」。昨年に続き今年も行ってきました。

今年は日曜日と月曜日の2日間の参加でしたが、ライブサーキットらしく数多くのアーティストを観ることができました。今回、観ることできたアーティストは下記の通り。

  • 密会と耳鳴り
  • 坂口有望
  • 焚吐
  • ナードマグネット
  • Anly
  • Tempalay
  • MOSHIMO
  • G-FREAK FACTORY
  • 緑黄色社会
  • 鳴る銅鑼
  • 有華
  • いつまでもそのテンポで
  • 秒針
  • ドミコ
  • 上北健
  • ロザリーナ
  • 大山流杏
  • King Gnu
  • ハルカトミライ
  • The 3minutes
  • GRAND FAMILY ORCHESTRA
  • FIVE NEW OLD
  • 103CA

その中でも特に注目だったものをいくつか。

 


G-FREAK FACTORY 「“ダディ・ダーリン” TOUR 2016」

 

群馬出身の骨太のロックバンド。もうこれはフラワーカンパニーズですね。その芯に響く声にやられました。男前すぎます。

 

  • 有華


バースデーソング/有華

 

ちょうどライブの日が誕生日だったということで最後にこの曲をやってくれました。

久しぶりに歌の上手い女性キーボードを見た気がします。声質は、HY仲宗根泉のよう。そしてなによりカワイイ。関西弁もたまりません。

 

・103CA

www.youtube.com

 

スナックマーキーというサテライトのような会場で観たアーティスト。印象派のKeyとしても参加している彼女。ループステーションを駆使するアーティストが最近多いですが、ボイスまで入れて見せてくれたこの曲には度肝を抜かれました。

その他の曲も会場の雰囲気もあり、男前な部分もみせてくれました。これまた大阪ならではの濃いアーティストです。この濃さが、そこで育ったものとしてはたまらないのです。

 

今年もたくさんのアーティストを観ることができました。やっぱりライブサーキットは歩き回るのが面白いですね。

minamiwheel.jp

(映画)アウトレイジ 最終章/109シネマズ名古屋

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★★★☆

 

10月に入り、急に映画鑑賞が続いています。仕事が落ち着いたのと、109シネマズの株主優待ポイントの期限が迫っているところが原因です。ただほぼハズレなしに楽しんでいます。

今回急きょ選んだのは北野武監督、最新作の「アウトレイジ 最終章」です。

前二作は観ていなかったのですが、それでもこれ単品でも楽しめる作品でした。非常に無駄をそぎ落とした構成。なので2時間もない本作に人間関係が凝縮されています。

 

本作で感じたのは、リーダーのタイプの様々な形。素質の有無、威厳の有無、慕われの有無などの組み合わせて様々なリーダーのタイプが集まる組。

人を束ねるためには、やはり天性の素質のようなものがある気がします。

以前、研修で受けたマネジメントのプログラムでは、こうした人間の素質は38歳までにおおよそ決まってしまうということです。

それによるとテクニックとしてのマネジメントはそれを補完するものということです。

 

この映画はヤクザ映画の体裁をとりつつ、実はよくある会社内の抗争と何ら変わりないものです。池井戸潤作品にあってもおかしくありません。

 

そんなことを考えさせる作品でした。ヤクザ映画ととらえずに、「あぁ~、こういう上司いるなぁ」と思ってみると楽しい作品でした。

 

outrage-movie.jp

(映画)三度目の殺人/109シネマズ名古屋

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★★★★

 

「誰も知らない」そして父になる」「海街diary」という名作を撮った是枝監督作品。さすがに作家性抜群の法廷ミステリーの傑作になっていました。

勝利にこだわる弁護士・重盛(福山雅治)はやむを得ず、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を担当することになる。 解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴された三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。 重盛は、どうにか無期懲役に持ち込もうと調査を開始する。(wikipedia

 

重盛と三隅、その娘、咲江を巻き込んだ展開。

本当の殺人犯はだれなのか?もしかしたら三隅は殺していないのではないか?共犯がいる?そして作中にバラまかれている謎たち。

本作の見どころは、本当の殺人犯探しではなく、当事者たちの心理の移り変わりです。一番動かされたのは弁護士の重盛ですが、咲江も終盤、ジェットコースターのように心を揺さぶられます。冷静な三隅も揺れ動く部分があります。まさに登場人物たちの動揺によって、観客側の心も揺さぶられます。

 

「法廷では、だれも本当のことは語らない」というフレーズが出てきます。

 

法廷という理論武装の舞台では、そのルールに則って裁きが行われていきます。作中に登場する事実の多くはその舞台では登場しません。

しかし世の中には、舞台にあがらない事実が数多くあり、舞台にあがる事実は様々な人の取捨選択の結果です。結果、舞台と現実の事実は矛盾しあっていることもたたあります。そして現実の事実ですら、それを並べても謎のまま終わっていくこともある。

人は必ずしも合理的に動く訳ではない。矛盾を抱えているのが社会なのだ。

そんなことを考えさせられる傑作の1本です。

この秋、ぜひ必見1本でした!

 

追記>

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広瀬すずってやはり凄い女優だと思います。そのオーラが違います。個人的には長澤まさみ満島ひかりに続く才能あふれる役者です。 

 

gaga.ne.jp

伊勢神宮とともに二大宗廟にあげられる石清水八幡宮に行ってきた!

ちょうど関西に行く用事があり、ついでに行ってみたかった石清水八幡宮にお参りしてきました。大阪・京橋駅から京阪電車にのって30分。八幡市駅下車です。駅前はどことなくのどかな雰囲気が漂います。

石清水八幡宮は、この八幡市駅の横にある急な山の頂上にあります。八幡市駅の横にある男山ケーブルカーというものに乗って参拝をすることもできるのですが、やはりここは徒歩で登ってみたいもの。

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山を回り込むように、進むと一の鳥居があります。

そこからジグザグと山の参道を進みます。これが思った以上に大変。進むこと20分。汗だくになったころに頂上の三の鳥居があり、総門に向かって綺麗な参道が現れます。

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本殿は八幡造といわれる建築様式で建てられています。朱色が青空に映えますね。

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石清水八幡宮は、860年に宇佐神宮から勧請されて建立。武家、特に源氏からの信仰を受ける。中世以降は京に近いこともあり、伊勢神宮と並んで二大宗廟に挙げられたということです。

確かにこの石清水八幡宮が鎮座する男山はその急勾配もあり、武家の信仰があるのも頷けます。

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もうひとつ石清水八幡宮に来て思い出したのが、エジソンが発明した電球のフィラメントとして竹が長持ちするというお話し。この石清水八幡宮に付近の竹によって1000時間もの耐久性が出たというものです。小さいころエジソンの電気でそんな話を読んだのを思い出しました。

現在、それを記念して碑が建っています。ちょうどこの日はこの碑の前で、京とお茶とJAZZというものをテーマにしたイベントが開催されていました。

ちなみに石清水八幡宮は、2016年に国宝に指定されたばかりということです。意外にも最近まで指定されていなかったのですね。

石清水八幡宮

御朱印もいただきました

拝殿の横にある社務所にてご朱印もいただきました。

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こちら。八幡大神ということで、神社名でないあたりが、風格が漂います。また、男山という言葉も見かけられますね。

帰路、一の鳥居の前の「走井餅」にて昼食をいただきました

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参拝後、ちょうどお昼だったので、一の鳥居の前にある「走井餅」というお店にて昼食を頂きました。

このお店、大津にある走井餅の分家ということです。(ちなみに本家は廃業しているということです)そういえば、旧東海道を自転車で京都まで行ったときに食べたような気がします。

昼食は、走井うどんというもの。

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京都らしく「ふ」と焼いた丸餅が入っていました。なかなかさっぱりしたお味です。お店にはサイクリストが数組立ち寄っており、時代が変わっても旅人たちを受け入れているお店になっています。

また食後には名物の走井餅もいただきます。

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やはり旅にはお餅が欠かせません。エネルギー源ですから。

 

www.yawata-hashiriimochi.com

(映画)エタニティ 永遠の花たちへ/センチュリーシネマ

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★★★★

 

代休をもらって、何をしようかなぁと思って鑑賞した作品。

本当に美しい作品でした。

青いパパイヤの香り」「夏至」のトラン・アン・ユン監督が「ノルウェイの森」以来6年ぶりに手がけた監督作で、オドレイ・トトゥメラニー・ロランベレニス・ベジョという人気実力派女優たちを主演に迎え、運命に翻弄されながらも世代を超えて命をつないでいく女性たちの姿を描いたドラマ。

19世紀末のフランス。婚約を破棄したにもかかわらず、あきらめないジュールに心を動かされたヴァランティーヌは、やがてジュールと結婚。年月とともに夫婦としての絆も深まっていく。戦争や病で子どもたちを失うという悲しみを乗り越え、無事に成長した息子のアンリが幼なじみのマチルドと結婚したことに喜ぶヴァランティーヌ。息子夫婦に加え、マチルドの従姉妹のガブリエラらもヴァランティーヌのもとを訪れるようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続くのだが……。

本当に淡々と主人公であるオドレイ・トトゥの結婚から死までの、家族の物語をほぼナレーションで綴っていくというストーリー。これはもはや芸術作品。

家系図を辿るように増えていく一族。そして度々訪れる「死」。

それは避けることができない、絶対的は自然の法則である。それに喜び、哀しむというのが人生である。

 

「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している。」と書いたのは、奇しくも村上春樹の『ノルウェイの森』でした。それを全編に感じるのが本作品でした。

 

そしてもう一つ。ここに描かれる一族の話は多くの人に当てはまるということ。19世紀フランスを舞台にしていますが、人類がある限り、誰にでも当てはまる、生のサイクルの一つである普遍的なことが描かれています。

 

そう考えると、

 

人にはそれぞれ、それぞれの人生があり、物語がある

 

と思えてきます。電車でとなりのこの人も、仕事場で嫌いなあの人もその人なりの人生があると。そう思うと少しは寛容のココロを持つことができますよね。

 

もう一つ見どころは、オドレイ・トトゥ。アメリの主人公も演じていた彼女。本当に美しい。そして10代から80代まで特殊メイクを駆使しながら見事に演じています。淡々とした脚本の中、2時間近く惹きつけられるのはこの魅力によるところも大きいと思います。

 

芸術の秋にふさわしい1本でした。

 

eternity-movie.jp

 

 

(読書)日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】/竹村公太郎

歴史を地理学・気象学など理系的要素から考察するこのシリーズ。

先日読んだ【文明・文化篇】に続き、【環境・民族篇】も読了しました。

lifeisashowtime.hateblo.jp

 

環境・民族篇では地理学に加えて、気象・社会学的見地からも

本書では、基本的には広義としての地理学として、気象や社会学的要素も盛り込まれて様々な事例の謎を解いていっています。

その中で気になったものを一つ。

 

「なぜ大阪は日本の都市の『原点』であり続けるのか?」

 

というもの。大阪出身である僕としては非常に興味深いテーマになります。本書の例では、法善寺横丁の火災の際、路地を撤去することに反対した大阪人の主張が載せられています。

 

『袖が触れ合う距離が大事』

 

それを肌感覚で染みついているのが、大阪人なのです。それは大阪人の濃さにあります。その濃さが生まれた原因は、大阪平野の狭さに対しての人口密度から生まれてきたとしています。

ただ残念ながら近代の都市は、皮膚感覚をタブーとする作りになっています。街路は広げられました。日本では名古屋がそうですが、海外ではより皮膚感覚を感じにくい町のつくりになっています。

これはおそらくモータリゼーションの影響なのだのでしょう。日本は明治時代まで動力は一部の動物と人に頼ってきたので、町づくりにもそれを前提としたものが残っています。その最高峰が大阪の下町。

 

都市の魅力は路地に宿る

 

というのは僕の持論です。この持論を持つようになった理由が、僕が育ったのが大阪だったからということを認識する項目でした。

 

少しネタ切れ感もありますが、このシリーズは面白い。知的好奇心を満たすとはこういうことを言うのだと思います。

 

日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)

日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)