ちょっと寄り道して多度大社へ
自転車で佐屋街道走破。
佐屋宿から桑名宿へ向かうのだけれども、昔はここは三里の渡しといい、船で渡っていました。木曽三川に沿って南下してもよかったのですが、木曽三川公園あたりで、ふと多度大社まで車で5分という文字を発見。これも縁だと思い寄り道してみました。
御神体の多度山を背面に控えた場所にあるのが多度大社です。
参道からは立派な階段を上がります。そしてその階段の左手には、多度大社のお祭り「上げ馬神事」というお祭りで使われる馬が登る坂が残されていました。
この「上げ馬神事」は5月4日と5日に行われるもので、急勾配の坂を馬が駆け上がるというもの。坂の周りには仮説の観客席がまだ残っていました。
この多度大社ですが、「馬」がキーワードで、境内には白馬が飼育されていたり、蹄が埋め込まれた絵馬があったりします。これはオリジナリティありますね。
本殿はさらに山に向かって進みます。この多度大社の魅力は、本殿までの雰囲気にあると思います。
御神体の多度山から湧き出る滝、川、それにかかる橋を渡って本殿と別宮が並んで立っているという配置。非常に奥行きと高低差のある配置で、パワースポット感があります。
御朱印はこちら
参道右手の社務殿にてもらえます。目の前で書いてもらうのではなくて、番号札を渡されました。
「お伊勢参らば…」について
別名、北伊勢大神宮とも言われた多度大社。伊勢神宮に祀られる天照大神の第三子が祀られているということです。
昔は「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と謡われていたそうです。現在はひっそりとしたものです。
ちなみにこの「お伊勢参らば…」というものはあちこちあるようで、ざっと調べると熊野・朝熊・津島・多度・多賀あたりが言われているようです。マーケティング的にいうと、伊勢ブランドが絶大で、それにあやかろうということでしょうか。
現代でいうと小京都のようなものと思います。
個人的には、あとは朝熊・多賀を参れば片参りではなくなります。