★★★★
PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラが止まらなくなってしまう藤沢さん(上白石萌音)。同じ会社で働くパニック症候群を患った過去をもつ山添くん(松村北斗)。
二人の恋人でも友人でもない同僚というか同志のような絶妙な関係が見事でした。
どこまでもやさしい世界。
映画の中の世界では、みんなどこかしら闇を抱えている。それを自分も周りも受け入れる。そんなやさしい世界。
移動式プラネタリウムが出てきますが、夜明け前が一番暗いというフレーズが印象的でした。
号泣ではない、やさしい涙が出る映画でした。