★★★★☆
周り人間があまりにも薦めるので観てきました。
『最後の5分。全てが覆る。あなたは必ず、2回観る。実現化不可能といわれた映画が遂に映画化』
という映画のキャッチフレーズが踊る堤幸彦監督作品。
原作は大ヒットしていましたが、読まずに鑑賞しました。
はっきりいって、凄い!
「セブン」も「ユージュアルサスペクツ」なみの衝撃です。
ネタバレに注意しながら書くと、重大な秘密をどう映像化するか。この点において堤監督、スゲーとしかいいようがないです。振り返ってみると苦笑はしますが、見事に映像化しています。
2時間の映画中に散りばめられた伏線。思い返せば確かに。それぞれの伏線のシーンでは、うーん多分伏線になっているのだろうなぁと思いながら観ていましたが、それがどう繋がるかはわかりませんでした。
それがラスト5分で回収されていくところの気持ち良さ。それぞれの設定が意味を持ってきます。
本当に事件としてはよくあること。
それを演出を変えるだけでこうも変わるのか、そう再認識されられた極上のエンタテイメントでした。
ちなみに「イニシエーション」とは通過儀礼という意味。
後で考えると良くできたタイトルです。