尾道の宿
鞆の浦に一泊した後、次に向かったのが尾道。福山から電車で20分ほどで到着します。
本日の宿は駅の東側に伸びる商店街の一角から少し路地に入った場所にある「ヤドカーリーゲストハウス」になります。
スタッフの方が、非常にカンジが良かったです。部屋は家族連れということで個室。尾道水道が見える部屋になります。正直、DIYですので隙間風などで寒かったのですが、毛布を追加してくれたり、ファンヒーターを入れてくれたりしました。
尾道散策と街の魅力
チェックインをし、早速散策。
尾道は山と海が近く勾配がある地形になります。この勾配が魅力的な景色を作り出します。
まずはその全景が見渡せる千光寺へ向かいます。駅前の鄙びた商店街を通ってロープウェイ乗り場へ。この鄙びた商店街ですが、パラパラとリノベーションをした店舗が入っており、これがなんとも言えない魅力ある通りとなっています。
銭湯を改築したお土産物&カフェ。
コーヒースタンドなどもちらほら。
こうしたリノベーション店舗が古い店舗に混じって存在する。その新陳代謝の様子が魅力的です。
さて千光寺公園の山頂へはロープウェイで5分ほど。あっという間に到着します。
文学の小道を通って千光寺へ。千光寺では、修行岩や滑車式の鰐口があったりします。
境内から見た景色は美しい。
天気はあいにくの曇天でしたが、尾道水道と向島、三重塔、渡し舟、造船所、ロープウェイ、線路そして民家。これらが凝縮した景色は本当に美しかったです。天気がよく桜や紅葉の季節はさらにきれいなんでしょうね。
山の次は海です。子どもが喜ぶだろうとと特に用もないのですが向島まで渡し舟に乗ってみました。片道80円とか100円。市街地近辺だけでも3航路もあります。
向島まで5分の船旅。歩行者、自転車、車。生活に船が溶け込んでいるのが魅力です。
船が頻繁に走る景色ってやっぱりいいですよね。
もう一つ、最近の尾道に欠かせないものがサイクリング。しまなみ海道の開通以降、サイクリストの聖地と化しています。商店街のオシャレリノベーションショップの店先にも自転車を掛けるスタンドが設置されていたりします。
そんな聖地の基地となるのが尾道水道に面する「U2」という倉庫をリノベーションした基地です。
うぁ、オシャレ!
店内もこの通りオシャレです。
GIANTのショップ、レストラン、雑貨屋、宿泊施設まであります。子どもが2人とも小学生になったら四国まで自転車で渡るのが次の目標ですね。
尾道の食についても。尾道といえば海鮮と並んで有名なのが尾道ラーメン。一番の有名店は、朱華園というお店なのですが、こちらは長蛇の列で断念。
商店街の中ほどにある「めん処 みやち」というお店。尾道ラーメンは背脂がのったイメージなのですが、こちらはあっさりとした塩ラーメン。
素朴な味で飽きがきません。
子どもたちもペロッと食べていました。
尾道は、大林監督をはじめ多くの映画や小説の舞台になってきました。商店街は普通に寂れていてもおかしくないのですが、若者が移住してきてリノベーションをし、再生を図っています。
若者、よそ者、馬鹿者…これらを受け入れる土壌があったのでしょうね。どことなく惹きつけられる町、それが尾道だと思います。