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(映画)ザリガニの鳴くところ@109シネマズ名古屋~「自然界で生きるとは」を考える良質のミステリー

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★★★☆

 

全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。地味な映画でしたが、静的な非常に良質なミステリー映画でした。

 

ノースカロライナの湿地帯で暮らす娘。その娘が殺人事件の容疑者の裁判にかけられる。

娘の過去、なぜ湿地で一人で暮らすようになったのか、その成長について、恋についてが裁判シーンとクロスしながら描かれる。

 

この構成が非常にうまくできていました。

湿地の娘は、文字を学び、絵を描き、本を読み、自然を観察する力で生物学に目覚めていく。

主人公カイアが作中言う言葉、「生物が生き延びるためにする行動に善悪はない」。自然の中で生きるとはそういうことだということを、地で行く作品でした。

 

主人公を演じたデイジーエドガー=ジョーンズが美しすぎました。

www.zarigani-movie.jp