実際、35歳を少しすぎていますが、タイトルが気になり購入しました。
子供が生まれたり、体力的に無理がきかなってきたりする今日この頃。本書は20歳から15年、もう一度棚卸しすべき時だということを説いています。
35歳は、あきらめの年
本書の根底にあるのは、35歳は「あきらめの年」であるという概念。この「あきらめる」とは「諦める」ではなく「明らめる」。これは「明らかに見きわめる」ということ。
時間的にも体力的にもあれもこれもということがきかなくなってくる年代。自分がやるべきことの優先順位をつけることが大事です。
『孔子、四十にして迷わず』 という言葉がありますが、35歳はその準備段階ということなのでしょう。
作中からのキーワード
備忘を兼ねて作中からのキーワードを書いておきます。
- 他者のために
- 追われる仕事はストレス。だから追う仕事(チャレンジ)を。
- チャレンジには、ミッション、パッション、ハイテンション
- 転職に際しての3条件は、「自分が気にいるところ」「新しいことが学べること」「もとめられていること」(デザイナー奥山清行)
- 幸せの要は「人」「もの」「時間」
ひとつめの「他者のために」という言葉はよく出てきますね。
ストレスについての記載も目立ちました。ストレスを感じることを列挙し、それを軽減する方法をさぐること。ストレスは、仕事の効率を悪くし、またパートナーとの関係悪化にもつながります。そういう芽を潰しておくことも重要ですよね。
時間が限られるからこそ、やるべきことの優先順位をつける。これが大事!