★★★★
ディズニー最新作ということで、4歳の息子と鑑賞。
動物たちが文明を持ち、肉食動物も草食動物も仲良く暮らす街、ズートピア。何にだってなれる街、ズートピア。
あまりにも前評判が高かすぎたかもしれません。ベイマックスもそうでしたが、あまりにも非の打ちどころがない脚本です。上京物語であり、探偵物語であり、ゴッドファーザーや「アナと雪の女王」などのパロディもあり、かつメッセージ牲もある。
よく出来すぎているのです。
それが★×5ではない理由です。
ちなみに、僕も4歳の息子も、クレヨンしんちゃんに軍配をあげました。
ただその映画からのメッセージ牲は本当に伝わってきます。
お互いの個性を尊重し、多様性を認めること。それがユートピアへの入り口であるということ。
話は飛びますが、塩野七生著「ローマ人の物語」を読んでいて思うところに通じます。ローマが繁栄した理由の一つが、多様性を認め、敗者であっても寛容であること、です。夢の国、ズートピアのコンセプトも同じというところに、ローマの凄さを再認識しました。