少年時代(すでに早熟)、青の時代、バラ色の時代の作品を中心に展示しています。
これらを踏まえた上でのキュビズム誕生ということに迫っている展覧会になります。
特に青からバラ色への心境の変化のあたりは面白いです。パリへ行って転機、恋人との関係によう精神安定というものでしょうか。
またキュビズムも徐々に出来上がってきたということもわかります。
天才っぷりは、少年時代のデッサンや貧しかった時代にウケ狙いで書いたであろう「セザンヌ風」の画風などを器用に習得して書いているあたりに見ることができます。
やはり王道を身につけた上での天才であったことがわかります。
天才について
近代芸術界において、おそらく天才という言葉が一番ふさわしい人がピカソ。時代の転換点を作ったことによるのだと思います。