★★☆
前日の「メアリと魔法の花」に続いて、息子と映画鑑賞です。岩井俊二監督作の伝説的名作のアニメ版。よりによってこの名作をやることはないのではないか。なんせ岩井俊二作品では、奥菜恵の名演、そのときにしか出せないオーラを持った役をやっていた訳です。
さてアニメ版。やはり原作が素晴らしいこともあり、やはり男子萌え~なシーンが続きます。特に前半は非常にテンポもよかったです。伝説的名シーンであるプールの競争シーンやゲームのグジグジしたところなど、もうキュンキュンですね。
ただ後半にかけて、こんなにタイムリープしてたっけ?というぐらい乱発。ひとつひとつがどんどん軽くなっていきます(やはりタイムリープものは「時をかける少女」を超えるものはありません)。
後半のリブート感、もしくは重みのある感じがあれば、なお良かったのですけどね。
この映画、思春期の男子の萌えポイントが存分に詰め込まれています。夏休み、冒険、ちょっとませた女子。恋愛って恥ずかしいと思う時期。とくにヒロイン、なずなって、もう男子にとっての理想ですよね。
「女の子って、どこでも生きていけると思うんだ」なんて、上目づかいで言われた日には…。
原作は小学校6年という設定でしたが、アニメ版は中学1年という設定に変更されています。この時期は、男子と女子の精神年齢が一番離れる年頃。
男はいつだって、バカで子どもっぽい
そんなことを再認識させられます。ちなみに5歳の息子は、全然意味わかんない…と嘆いていました。そのうちわかるようになるよ。