ここ1年ぐらい読んでいる岸政彦さんの本になります。昨年、「東京の生活史」を出版されましたが、その原型ともなるのが本書になります。
5人の方へのインタビューをそのまま収録した一冊。ただ出てくるのが、外国籍のゲイ、ニューハーフ、摂食障害、シングルマザーの風俗嬢、ホームレスたちの「普通の人生」という5人。
なかなかな方々です。
本書の特徴は、あくまでも会話文のままの収録、そして著者の意見が書かれておらず、著者にすべてをゆだねているという点。
色々な人生。みんないろんなものを抱えて生きているんだなぁと。