スターバックスってもともとサザビーとアメリカスターバックス社の合弁だったのですね。本作はその日本上陸から拡大、上場までの中にいた著者による回顧録となっています。
サザビー自体は、ライフスタイルカンパニーとして、ファッション(アニエスベーなど)やアフタヌーンティーを経営していました。そんなサザビーの創業者の兄、角田雄二さんがシアトルでスターバックスにほれ込み、日本での立ち上げにこぎつけます。
この契約の特徴は、50:50であること。このあたりがかなり詳しく書かれています。
ショルツが立ち上げたスターバックス。その日本での最初のフォロワーが雄二さんだったということです。
このリーダーとフォロワーの関係については、この本の全般において書かれていることです。
日本でのリーダーとなった雄二さん。そのフォロワーになった著者という風に、連鎖が起こっていきます。
フォロワーをどう増やすか、そのフォロワーがブランドを強くする。
お仕事本としても物語形式なので、さくっと読めます。